イスラエル・エプスタイン氏は1915年4月20日にポーランドのワルシャワのユダヤ人家庭に生まれた。
残酷な政治的迫害を避けるため、エプスタイン氏は1歳の頃両親に従って祖国を離れて遠路はるばる日本に到着、1917年に中国にやってきた。1920年、家族全員が天津に定住した。両親のこの重みのある定断は、エプスタイン氏の運命を変えることになった。
抗日戦争期において、エプスタイン氏は記者として数多くの取材や報道の仕事をし、困難や危険をものともせず、南北の戦場に苦労をいとわず奔走した。そのペンで抗日前線の国共両党の軍事将校の姿を詳しく描き、中国人民の英雄的な抗日の感動的なエピソードを伝え、中国を侵略していた日本軍が放火し、殺りくを行い、略奪をおこなう残虐行為を暴いた。氏の生き生きとした、事実に即した、客観的かつ公正な報道は、世界に幅広い影響を及ぼし、国際社会の中国人民に対する同情と支持を獲得することに寄与し、中国人民の抗日戦争の事業に強力な援助を与えた。
1957年、周恩来総理の批准を経て、氏は願いどおりに中国の国籍を取得した。「私は中国を心から愛する」と語る氏は中国人として誇りを感じている。1964年に、氏は光栄にも中国共産党に入党した。
エプスタイン氏は自らの一生を中国人民に捧げてきたことを誇りに思い、「中国人民が私を育み、教育してくれた。人生がこのような偉大な人民の中で送ることができて私は深く喜びを感じるものである」と語っている。
「チャイナネット」資料