イギリスの新聞「ガーディアン」は7日「戦争がどうして勝利したかを忘れてはいけない」と題する署名入り文章を発表し、旧ソ連と中国の犠牲により、第二次世界大戦に勝利がもたらされたことを強調した。
文章は、「もしナチスドイツが旧ソ連のスターリングラード、クルスクで失敗しなければ、イギリス、アメリカなどの西側諸国がナチスに抵抗できたかどうかは分からない」としている。
文章はまた、「第二次世界大戦の勝利に貢献したものの、西側諸国に認められなかったのは旧ソ連ばかりではない。中国がアジア戦場で日本軍を釘付けにしなかったならば、日本軍は中国から旧ソ連を攻撃するか、または太平洋地域に更に侵攻していた。アジアの同盟国の粘り強い抵抗がなければ、西側の同盟軍は更なる損失を蒙っただろう。しかし西側諸国には、この事実を理解している人はほとんどいない」としている。
「CRI」より2005/05/08