ドイツのシュレーダー首相は、7日付けのロシア大手日刊紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」に寄せた文章の中で、「われわれは、ドイツ人の手を通して、またドイツ人の名をもって、ロシアや他の各国の国民を傷つけたことに対して謝罪を表明し、許しを請う」と述べた。
シュレーダー首相は、モスクワで9日に行う防衛戦争勝利60周年の記念式典にプーチン大統領から招待されたことについて、「この上なく光栄なことであり、ドイツの国民への信頼を示すものだ」と述べ、式典への出席を表明した。
これより前、シュレーダー首相とプーチン大統領はドイツ紙「ビルト」の取材に応じ、いずれも「戦争や暴力は絶対に二度とあってはならない。ドイツ人であれロシア人であれ、当時の戦争を永遠に忘れない義務と責任がある。両国は欧州や全世界の安全・安定強化につとめていく」と強調している。
「人民網日本語版」2005年5月9日