世界反ファシスト戦争の勝利60周年を控え、抗日戦争に参加した元兵士、高級士官の子孫、一般市民ら約20人が8日、四川省成都市の塔子山公園に集まり、ハトなどの鳥を放す放生(ほうじょう)の儀式を行い平和を祈願した。
活動に参加した元兵士4人はいずれも80歳以上。黄士偉さん(84)は同日が母の日でもあることにちなんで「平和を大切に、母親を大切に、未来を大切に」と揮毫した後、他の参加者とともにハト約10羽とカナリア数10羽を空に放った。
活動を提案した傅堯さん(抗日戦争時に四川地区の高級士官を務めた故・傅常氏の孫)は「放生の儀式を行ったのは、国の人々に歴史を忘れるなというメッセージを送るためであり、平和を祈念し、祖国の一日も早い統一を願うためでもある」と述べた。
「人民網日本語版」2005年5月9日