韓国の首都ソウルで15日、日本の植民地支配からの解放60周年を祝う「8・15民族大祝典」が開かれた。式典に参加した韓国・朝鮮の住民や海外の韓国系・朝鮮系住民の民間代表団は「6・15共同宣言南北海外共同活動準備委員会」の名で、歴史わい曲の即時停止と歴史への反省、歴史的真相の調査に対する積極的な協力を日本政府に促す特別声明を発表した。
代表団は声明の中で日本に対し、侵略の歴史や犯罪行為を反省し、被害国に正当な国家賠償や補償を行うよう促すとともに、日本の政府・議会が憲法第9条改正の意図を放棄し、自衛隊の海外派兵などの軍事的な介入行為を直ちに停止するよう求めている。声明はさらに、次のように述べている。
日本政府は日本の帝国主義による侵略戦争を、他国の近代化実現を助ける解放戦争だったと美化している。これは完全に、時代の流れに逆らい、歴史をわい曲する行為であり、日本では多数の国民を靖国神社参拝に動員する運動が現在行われており、これは日本の軍国主義が復活しつつあることを如実に示している。
日本は現在、絶えず軍備を拡張し、米日の軍事協力を強化し、周辺諸国との対立を激化させている。日本は攻撃的軍事力の配備計画を撤回しなければならない。
「人民網日本語版」2005年8月16日