第2回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール受賞式典がこのほど、南開大学で行われた。コンクールは日中友好市民倶楽部が主催し、南開大学と中国日本語教学研究会が協賛して実施。全国から20大学が参加した。 日本の阿南駐中国大使が受賞者にお祝いのメッセージを送ったほか、南開大学の張静副校長、日中友好市民倶楽部の小野寺健理事長があいさつした。 小野寺健理事長はあいさつの中に「これまでのコンクールが、受賞者の顕彰に止まっていたのに対し、応募論文の審査を通じて、日本語教育の現状と課題を把握することにより、日本語教育界全体の懸案事項改善を目的として運営されることが、当論文コンクールの大きな特色と言えます。そして、今回のコンクールを通じて浮かび上がってきた課題は、1.論文指導指針の確立、2.文学部門の復興、3.社会・文化部門指導者の育成ということであり、来年度以降1.シンポジウムやセミナーの開催、2.中国日本語教学研究会での積極的な提言活動により、一つ一つの課題克服に向け、積極果敢な行動を展開いたします」と述べた。 授賞式終了後には、日本語学部卒業論文指導セミナーが開かれた。 「人民網日本語版」2002年11月30日
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