2月17日、千年の古都、京都にある立命館孔子学院にて、盛大な春節祝賀会が開催された。駐大阪中国総領事館より教育領事を迎え、中国語教員、受講生、中国やドイツからの留学生、日本の各界から、100名余りが参加し、盛会に執り行われた。
周イ生学院長は冒頭の挨拶で、立命館孔子学院を代表して中国語教員や受講生、そして日本に滞在する60万名の華僑華人に対し、祝賀の意を表した。また、中国国家漢弁、中国大使館・領事館、日本各界、提携大学である北京大学の協力に感謝を述べ、1年間の中国語教員の取り組みに対し感謝を述べた。祝賀会では、その後、春節の映像を放映して中国の伝統文化が紹介され、盛りだくさんの中華料理が振舞われた。日本の中国語学習者や中国大陸、台湾地域からの留学生による歌曲、古筝、中国茶道、マジック等も披露された。このほか、立命館小学校生徒8名による書道や漢詩の朗読では、会場から大きな拍手が送られた。書道では「日中世世代代友好」を表現し、小学生および父母が並んで「立命館小学生向中国小朋友拝年」という横幕を掲げ、祝賀会は最高潮を迎えた。日本人参加者からは、今後も孔子学院でこのような日中文化交流活動を行い、相互交流の促進を願う声が相次いで寄せられた。
立命館大学は、日本でも歴史のある最大規模の私立大学の一つである。現在、立命館大学、立命館アジア太平洋大学のほか、立命館小学校、3附属中学校・4附属高等学校を有し、在校生は4万5千人に及んでいる。立命館学園は、日中友好事業に力を入れ、日中交流を最も積極的に推進している大学の一つであり、日中国交正常化以前または日中関係が困難な時期においても、一貫して日中友好、学術文化交流を堅持し推進してきた。例えば、2004年9月に開始した中国西部の大学幹部研修には、18地域から515名の大学幹部が参加しており、中国の西部大開発戦略に貢献している。
立命館孔子学院は、日本で最初の孔子学院である。2005年10月1日の創立以来、中国語教育の推進、東方文化の発揚、日中交流の拡大という目的を掲げ、自らを学堂、窓口、架け橋と位置づけ、豊富で多彩な中国語教育と日中相互の文化交流活動に取り組んでいる。昨年11月には、世界初となる日本国内の全孔子学院による交流大会を成功させた。今年5月には、世界の100を超える孔子学院代表者を招いた「世界孔子学院フォーラム」が立命館孔子学院主催により開催される。2006年11月には立命館アジア太平洋大学孔子学院を設置したが、同一法人が2箇所の孔子学院を設置したことも世界初である。現在に至るまで、立命館孔子学院は先導的、開拓的な事業運営を行い、孔子学院事業の発展を促進している。
※「周イ生」学院長の「イ」は王へんに「偉」のつくり
「人民網日本語版」2007年2月24日