日本政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」はこのほど、中国各地で調印式を開催した。

今月10日に甘粛省蘭州市で4件の調印式が行われ、続いて15日に湖北省武漢市、17日に山西省太原市で各2件、さらに22日に江西省南昌市で「上饒県董団中学校校舎建設計画」、「金渓県琅キョ鎮陳源小学校校舎建設計画」の調印式が開催された。新しい校舎は1年後に完成し、現地の教育環境に大きな改善がもたらされることになる。

この「草の根資金協力」は、貧困地域や社会的に恵まれない人々の生活レベルの向上に直結する小規模プロジェクトに対して無償資金協力を行うもの。1990年から中国で開始され、これまでに約900件のプロジェクトへの支援が行われた。学校建設の他に、医療所建設、医療機器提供、飲料水プラント建設、メタンガス貯蔵池建設などが実施されている。

※琅キョ鎮のキョは右に「王」、左に「居」の字

｢人民網日本語版｣2007年12月26日