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遼代貴族の彩色棺の保護・修復で中日が協力
発信時間: 2008-01-08 | チャイナネット

内蒙古自治区文物考古研究所と日本の九州国立博物館が、吐爾基山で発見された遼代の貴族の彩色棺の保護・修復作業を共同で進めている。昨年8月に開始し、第1期作業は昨年末までに完了、協力期間は3年だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

内蒙古科爾沁(ホルチン)左翼後旗吐爾基山で03年3月、採石作業中に遼代の貴族の墓が見つかった。緊急保護的な発掘の結果、精巧で美しい文化財が大量に出土、中でも彩色棺は極めて珍しいもので、同墓は同年の「全国10大考古学発見」の1つと評された。

彩色棺は出土後、内蒙古文物考古研究所の倉庫で自然乾燥。自然脱水が十分でなかったため、4年間安置された。すでに顔料が部分的に剥落、金箔も部分的にめくれ、剥落、木材もめくれ、変形し、ひびが入っている。

中日両国の文化財保護の専門家は緊急保護計画を策定。彩色棺に清掃・洗浄など除塵処理を施すとともに、棺上の金箔・塗料・木材を補強した。今後はさらに科学的な保護・修復作業を進める。

「人民網日本語版」2008年1月8日

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