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「国際水墨芸術大展2008」東京で開催 |
発信時間: 2008-09-03 | チャイナネット |
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「国際水墨芸術大展2008」が7月28日から8月3日まで、東京都美術館で開催される。128点の入選作品は、23の都道府県の290点の応募作品の中から選ばれた。墨だけで描かれた「水墨画」と墨とカラーで描かれた「墨彩画」の2つのジャンルがあり、人物や山水風景、花鳥動物などに題材を取っている。
今回の水墨芸術大展では「大賞」と「外務大臣賞」などの賞が選ばれた。「大賞」を獲得したのは69歳の岸本敏子さん。彼女の作品『玄奥岳岳』は、アルプスをテーマとし、水墨画の手法で描かれ、東洋の絵画特有の玄妙な美しさを溢れんばかりに表現している。
このほか、「人民中国雑誌創刊55周年賞」も選ばれた。この賞を獲得したのは81歳の増田敏恵さん。彼女の作品『朝陽』は、日の出の太陽が朝霧を突き破り、山々を照らし出す瞬間を描いている。増田さんは線やぼかし、色彩を巧みに組み合わせ、山々の雄大さと大自然の不思議さを生き生きと表現した。その精緻で深い技巧は、審査員から一致した好評を得た。 増田さんは『人民中国』の読者である。受賞の感想体験を尋ねると彼女は「水墨画の幻想的な風景に魅せられて、毎日、描くことが楽しく、幸せを感じています。この受賞は私の生涯の中で、輝く1ページになるだろうと思っています」と述べた。
中国に源を発し、日本などのアジア諸国で盛んになっている水墨画芸術は、現在、東洋芸術を代表する1つとなっている。「国際水墨芸術大展」は2003年から毎年開催されてきたが、日本の水墨画ファンに交流の舞台を提供し、水墨画芸術の作品を絶えず古いものから新しいものを押し出すように励まし、「草の根の精神」で絶えず中日の文化交流を増進することを目的としている。 「人民中国インターネット版」より2008年9月3日 |
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