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華北最大の旧日本軍の捕虜強制収容所(写真)
発信時間: 2009-09-02 | チャイナネット

 

ナチスドイツは第二次世界大戦中、ポーランド南部のアウシュヴィッツに、「死の工場」とも呼ばれた最大の強制収容所を建設し、約110万人を殺害した。

日本が降伏してから64年目を迎えた8月15日、「中国のアウシュヴィッツ」といわれた「太原工程隊」で、幸運にも生き残った今年85歳の張開明さんと劉林生さん、劉傑さんなど十数人が、今も残るこの強制収容所を訪れた。

 

保存状態のいい「太原工程隊」の牢獄

 

「太原工程隊」は、旧日本軍が1938年6月に山西省太原市に建てた強制収容所で、対外的には「工程隊」、内部では「太原捕虜収容所」と呼ばれ、旧日本軍の山西駐在派遣軍の第一司令部が管轄していた。

1985年から中国での旧日本軍の強制収容所を研究し始めた専門家の何天義氏は、「『太原工程隊』は、華北にある旧日本軍の5つの強制収容所の中で最初に建てられた最大の収容所。今でも牢獄が残っている唯一の強制収容所として、旧日本軍の犯罪の証拠でもある」と話す。

強制収容所での忘れることができない歳月を振り返る張開明さん

 

統計によると、第二次世界大戦期間中に旧日本軍は中国に捕虜強制収容所を40カ所以上建設し、50万人以上の捕虜を拘禁していた。各地に一時的に作られた100カ所の収容所を加えると、旧日本軍が拘禁した捕虜は100万人を超えるという。

 「チャイナネット」 2009年9月2日

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