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中、日「孫悟空」の対話 六小齢童&石山雄太 |
発信時間: 2009-09-24 | チャイナネット |
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17年間の「修行」で成果を得た
1988年、テレビドラマ『西遊記』は前編25回を撮り終えると、一旦停止した。しかし、六小齢童は「猴戯」についての研鑽を中断することはなかった。「私にはただ一つの信念があります。つまり、テレビドラマの『西遊記』を完成させ画面で放映することです」と言った。 1998年7月、中央テレビ局は『西遊記』の後半部分の撮影再開を決め、六小齢童はやっと再び腕前を発揮するチャンスに恵まれた。このとき、彼はすでに40歳になっていた。ある種の難度や危険度の高いトリックシーンの撮影のあるときでも、六小齢童はかたくなにスタントマンを使わなかった。それは、スタントマンに「猴相(サルの様子)」はできても、自分と同じように「猴気(サルの精神)」を表現することはできず、観衆に見せるには完璧とはいえないからである。「これは、10年来の稽古の賜物です」と笑いながら言った。 1年間にわたる忙しい撮影生活を経て、『西遊記』の残りの16回がようやく完成した。2000年の春節(旧正月)、全41回のテレビドラマ『西遊記』が完璧な形で公開された。孫悟空という役のために17年間頑張ってきた六小齢童は、肩の荷を降ろして感慨深げにつぶやいた。「自分の使命を全うしました」と。 すばらしい演技と献身的でまじめな仕事ぶりによって、六小齢童は「中国映画・ドラマスターのベストテン」「全国優秀役者ベストテン」など、一連の栄誉を受けた。テレビドラマ『西遊記』の中国および外国での放送と発行によって、彼は世界で千万を超えるファンを持つことになった。かつて、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアなどの国を訪れたことがある。どこへ行っても『西遊記』ブームと六小齢童ブームが巻き起こるほど歓迎され、「現代美猴王」「生きている美猴王」と人々に呼ばれた。(沈暁寧=文 六小齢童=写真提供)
「人民中国インターネット版」より2009年9月24日 |