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開幕まで150日 愛知県で上海万博説明会開催
発信時間: 2009-12-06 | チャイナネット
 
 
 

文=岡田紘幸 写真=近田全史

上海万博の開幕150日前を迎える12月2日、上海市観光局(旅遊局)、中華人民共和国駐名古屋総領事館、中国国家観光局大阪駐在事務所の主催で、愛知県、名古屋市の共催による「上海観光説明会&2010年上海万博説明会」が愛知県名古屋市中村区の愛知県産業労働センターで行われた。

上海市観光局万博プロモーション団(奥)と日本関係者(手前)

会に先立ち、上海市観光局万博プロモーション団は愛知県副知事への表敬訪問を行った。同団は上海市観光局副局長の程梅紅氏や中華人民共和国駐名古屋総領事館総領事の張立国氏、中国国家観光局大阪駐在事務所首席代表の楊強氏、上海雑技と京劇出演者代表その他数名。

上海市観光局の程副局長(右)は稲垣愛知県副知事に中国館の模型を贈呈

愛知県の稲垣隆司副知事は、「上海へは1カ月前に行き、中国工業博覧会の視察後、万博会場を下見して規模の大きさに驚いた。今回の催しを開催するにあたって、700人の参加募集定員の中、1,800人以上の応募があった。県民は楽しみにしている、上海万博のPRをお願いしたい。来年の万博で、今後のさらなる愛知と中国の交流を」と語った。

上海市観光局の程梅紅副局長は、「150日後の開幕に向けて、名古屋で機会を頂けたことは光栄。きっかけは神田愛知県知事が上海訪問の際、名古屋で観光PRしてほしい、と言って頂けたから。抽選で集まった県民の情熱に感心した。これから必ず上海と愛知の交流が活発になる」と期待を込めた。

駐名古屋総領館総領事の張立国氏愛知県副知事の稲垣隆司氏

プレゼンテーションを行う上海観光親善大使

説明会では、上海市観光局の程梅紅副局長のあいさつに続いて、駐名古屋総領館の張総領事は「愛知万博があった地なので、万博に親しみがあり、上海への興味も高い。万博が中日友好関係の好機になることを願っている」と話した。

次に愛知県の稲垣隆司副知事は、日本館における愛知県催事出展が7月31日から8月5日までの6日間行われることを説明。内容は検討中でありながら、県の伝統文化などの表現や来年行われる芸術祭「トリエンナーレ2010」PRを視野に入れた現代アート、さらに来年名古屋で開催の生物多様性フォーラム「COP10」の環境取り組みなどのPRを行いたい、と実現への意欲を県民に示した。

京劇と雑技は計6つの演目が行われた当選番号が読み上がるたび、歓声に沸いた抽選会

その後は、上海観光説明会と上海万博説明会をDVD映像で紹介し、上海観光親善大使の本堂亜紀氏による上海PRのプレゼンテーションを行った。さらに「上海雑技・京劇名古屋公演」アトラクションを実施。ERA上海新雑技と上海戯劇学院付属戯曲学校による迫力ある公演は、会場を盛り上げた。

最後に「お楽しみ抽選会」が行われ、上海万博マスコットキャラクターの海宝ぬいぐるみに、商品提供としては日本で初めての万博入場券付パンダのぬいぐるみ、上海市内ホテル宿泊券や往復航空券などが来場者に手渡された。

150日後の開幕に向けて、中日交流の記念すべき日になった

会場の外ロビーには、観光のパネル展示や旅行会社・航空会社による観光相談ブース、中国民間書画、中国結びの展示と実演が行われた。説明会を聞いた愛知県民は「会場の席が満員になるほど、平日にもかかわらず、たくさんの人が集まることにびっくり」「愛知万博の次だからか、関心はすごい」と感想を口にしていた。

 

「人民中国インターネット版」より 2009年12月6日