中国外交部の楊潔チ部長が16日東京で開かれた「アジア・中南米協力フォーラム(FEALAC)」第4回外相会合に出席し「アジアと中南米の協力強化と共同発展の促進」をテーマとする演説を行った。
楊部長は「国際情勢は引き続き複雑で深刻に変化している。世界の多極化と経済のグローバル化によって、国際的な構造が大いに調整された。アジアと中南米諸国は、共に関心を寄せている国際金融危機や環境、持続可能な発展、社会発展問題などについて討議し、協力の可能性を図っていくことは重要な意義がある」とし、「第一に協力を強化し、世界経済の回復と成長を促していくこと;第二に協調を強め、環境と持続可能な発展を共に促進していくこと;第三に統一的に計画し、社会分野の協力を推し進めていく」――と主張した。
楊部長は、また「中国はこの10年間フォーラムへの参与を一貫して重視してきた。その中で、各分野で異なる形で協力項目を実施し、相互理解を深め、実務的な協力を行ってきた。今後フォーラムの枠組み内で、生物エネルギーや中小企業、金融、農業、文化などの分野で協力を強化し、両地域の協力やフォーラムの発展に寄与していきたい」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年1月17日 |