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第20回 漫画エッセイとの縁ーー林竹さんの日本奮闘記
発信時間: 2010-05-24 | チャイナネット

 1980年代生まれの世代は幼いときから日本のアニメを見て育ってきたが、それに惹かれて日本に留学する人も数多く現れた。日本の雑誌「グラフィティ」に漫画を掲載したこともある中国の美人漫画家の林竹さんもその中の一人だ。中国国内の「新浪網」にもブログを開設し、数多くの漫画エッセイの作品を掲載してきた。そのうち、読者の食欲をそそるグルメシリーズと日本の会社で働く中での面白い出来事を綴ったシリーズが中国人ネット利用者の間で人気を集めている。

漫画エッセイ創作のきっかけや中日両国の漫画の現状について、日本での留学生活を終えて帰国したばかりの林竹さんに話を聞いた。

 

 

独占インタビュー(1)漫画エッセイを選んだ理由

 日本では週刊誌に連載されるストーリー漫画が主流だが、なぜ林さんは漫画エッセイを選んだのだろうか。林さんは二つの理由を挙げた。一つ目は、中国の読者の事情が日本と違うことによるものだ。もう一つの理由は林竹さんの個性によるものだ…  全文へ

 

    

 美食が好きな林竹さん  美食が好きな林竹さん

 林竹さんの「東京留学食生活」シリーズの漫画

 

独占インタビュー(2)「四川料理はマーボー豆腐だけではないんだよ」 

 日本で「四川省出身」と言うと、必ず「ああ、あのマーボー豆腐の四川省でしょう」と返事がかえってくる。最初林さんは嬉しかったが、同じ対話が3、4年も続いたら、「四川料理はマーボー豆腐だけではないんだよ」と叫びたくなった。「しかも、日本のマーボー豆腐もマーボー豆腐ですか」と…     全文へ

林竹さん

 「四川料理はマーボー豆腐だけではないんだよ」と  林竹さんの作ったマーボー豆腐
 

独占インタビュー(3)日本の会社に対する印象は「怖いほど細かい」

 「例えば、例の松田さんは、1枚の絵に1ミリの差でもあれば必ず分かります。彼の要求通りでなければ、やり直すほかないのです。面倒だと思うときもありますが、彼の言う通りにやったら、確かに前のものよりずっとよくなりました」と、その細かさにも納得する林さんは、自ら書いた漫画エッセイでも繊細な画風を守っている…  全文へ

林竹さんの「東京留学食生活」シリーズの漫画

日本の会社で働いていたときの面白いできごと

日本の会社で働いていたときの面白いできごと

 

 帰国後の林竹さんは今、日本滞在中の面白い出来事や感想を整理し、本にまとめようとしている。漫画に対して変わらない情熱を持ちながら、日本留学や会社勤務などの貴重な体験をいかし、中国という莫大な漫画市場で活躍できることを望んでいる。