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japanese.china.org.cn | 29. 09. 2014 |
日本中部の御嶽山が27日昼に突如噴火し、多くの死傷者を出した。日本で火山の噴火により死傷者が出るのは、1991年の雲仙岳の噴火(43人が死亡)以来だ。
日本は世界でも火山・地震活動が最も頻繁な国で、火山活動が毎年発生しているが、死傷者が出るのは稀だ。今回の噴火は、なぜこれほど深刻な結果をもたらしたのだろうか?
【前兆の少ない急な噴火】
ある目撃者は、火山が急に噴火し、登山客が避難するための時間は短かったと振り返った。
8合目から山頂にかけてテレビ番組を撮影していたNHKの職員は、「大量の火山灰が降り、辺り一面が火山灰に覆われた……スタッフの中には、死の覚悟をする人もいた」と述べた。
山頂付近の山小屋の職員は、噴火後の光景を振り返り、「急に火山灰が(入口前に)積もり、ドアが開けなくなるほどだった。多くの登山客が短時間内に避難し、山小屋が一杯になった。150人はいたかもしれない」と述べた。
気象庁の火山活動観測部門の関係者は、「9月10日以来、御嶽山周辺で小規模な地震が何度も観測されていたが、気象庁はこれに基づき火山の急な噴火を予想することはできなかった」と話した。
この関係者は、「地殻運動や山の表面の変化など、火山が間もなく噴火する前兆は他になかった。地震だけでは、これが(火山の)噴火を意味しているか特定できない」と説明した。
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