同日会場を訪れた八路軍戦場看護師の中村京子さん(日本人)は、当時に撮影された夫のハンス・ミラーの写真を目にし、立ち去ろうとしなかった。ドイツ人のハンス・ミラーは、ノーマン・ベチューンと同じ国際主義戦士と称され、中国で約60年生活し、B型肝炎ワクチンの開発を指導した。彼の妻は、八路軍戦場看護師の中村さんだ。中村さんも同日、写真展の現場に駆けつけ、夫との当時の記念写真の前から立ち去ろうとしなかった。中国で半世紀以上暮らしている中村さんは中国について、「中国は私のふるさとで、中国を気に入っている。中国で暮らし、私は自分が外国人だと感じていない。私はもう、日本語があまり話せないと思う。中国語の方が慣れている」と語った。