中村さんは現場で、ハンス・ミラーの元同僚、軍事科学院の鮑教授に出会った。鮑教授は当時、友誼賓館を訪れたミラー教授を訪問したことを振り返った。2人の高齢者は、感動を禁じ得なかった。鮑教授が現在の中日関係について、「日本人は中国人と同じく、戦時中は戦争の被害者だった。そのため彼らは中国人と同じく、戦争を望んでいない。両国は一衣帯水で、歴史的にも友好関係を維持してきた。今後も友好を続けられればと思う」と話すと、中村さんはしきりに頷き賛同した。