資料写真:日本のイージス艦
張氏はこれについて、「中国海軍の護衛艦の数はすでに日本海上自衛隊を超えており、排水量1万2千トンに達する055型駆逐艦の建造と就役に伴い、質においても中国海軍が絶対的な優位に立つ可能性がある」と解説する。
潜水艦について考えても、5隻の「そうりゅう型潜水艦」を含む16隻の通常動力型潜水艦を日本は持っているが、中国の誇る50隻余りからなる潜水艦隊に比べれば見劣りする。海外メディアでは、中国の最新の改良型AIP潜水艦「039B」の実力は「そうりゅう型潜水艦」に匹敵するとの報道もある。中国の攻撃型原子力潜水艦の速度や水中での戦闘継続能力は、日本の通常動力型潜水艦に対して圧倒的な優位に立っている。「日本の潜水艦は中国よりも強い」との見方は完全に間違っている。
張氏によると、中国海軍の日本に対する最大の強みは固定翼戦闘機にある。中国海軍の航空部隊は、「フライング・レオパルド」(JH-7)、「J-16」、「Su-30」、「H-6K」などの強力な対地・対海の攻撃機を有しており、「J-10」や「J-16」で海上の制空権を奪うこともできる。日本海自には戦闘機がまったくなく、対潜哨戒機群にせよ巨大な海上艦隊にせよ、中国海軍航空部隊の戦闘機群の前では相手にならない。甲午海戦(日清戦争)において日本の戦艦が速射砲によって圧倒的な優位を誇ったのと同じ局面が、立場を換えて再演される可能性もある。
張氏は、「中国にはまだれっきとした空母がある。空母編隊は非空母編隊に対して絶対的な優位性を持っている。中国海軍の次世代原子力潜水艦がこれに加われば、日本海上自衛隊に対する中国海軍の優位はさらに拡大する」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月22日