日本で31日、都知事選が行われた。元防衛大臣の小池百合子氏が2位以下に大差をつけて当選し、初の女性東京都知事になった。
共同通信によると、今回の東京都知事選に出馬した候補者は過去最多の21人。自公推薦の元総務大臣の増田寛也氏(64)、民進党・日本共産党など野党推薦のジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)、推薦なしの小池百合子氏(64)が主な候補者となった。最終的に、自民党国会議員の小池氏が自党の推薦なくして当選した。31日夜の当確後、小池氏は「選挙結果の重みを感じた。前進するよう努力する」と述べた。AP通信によると、東京は日本で重要な経済的地位を占めており、日本の約半数の大企業の本社が置かれているという。
毎日新聞によると、石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏、舛添要一氏が相次いで任期内に辞職したため、都知事選はこの5年内で4回目となった。前任の舛添氏は政治資金問題により、6月に辞職した。今回の選挙で当選を目指す小池氏は自民党との対立も恐れず、「東京大改革」のスローガンを叫んだ。情報の徹底的な公開と知事の減給、自らの高い知名度と輿論への影響力を利用し、選挙情勢をリードした。小池氏は政界進出前、有名キャスターだった。小池氏は環境大臣、防衛大臣、自民党総務会長などを歴任した。小池氏は日本初の女性防衛大臣でもある。小泉時代の「女性政治」の風潮により、小池氏は注目を集める「スター」になった。環球時報の記者は今年5月、衆議院で小池氏を取材した。小池氏は身だしなみに注意でき、外国語の能力が高く、英語でスムーズに交流できた。小池氏は弁が立ち、答えにくいことを聞かれると聞き流してしまう。中国大陸部のメディアと比べ、欧米や台湾系のメディアに親しみを感じているようだ。日本の学者は以前、小池氏は権力の蚊帳の外に置かれたと判断していた。