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japanese.china.org.cn | 09. 09. 2016

アジア最精鋭の軍事力? 日本自衛隊が演習で弱点を露呈

タグ: 富士総合 火力 演習 離島奪還

富士総合火力演習は、日本の年間最大の実弾射撃演習だ。これは日本防衛省が対外的に軍事力を示す重要な機会でもある。先月28日の同演習では、36トンの弾薬が費やされた。しかし米ナショナル・インタレスト(電子版)は7日、自衛隊の今回の演習を見ると、この「アジア最精鋭の軍事力」は交戦の準備をまったく整えておらず、念入りに計画した「軍事ショー」で弱点を露呈したと伝えた。

三軍合同作戦は時期尚早

ナショナル・インタレストは、日本陸上自衛隊の海が見えない場所での「離島奪還」訓練では、戦術がよどみなく展開されたように見えるが、実際には日本海上自衛隊と日本航空自衛隊の協力が必要だと指摘した。しかし現実的には、陸海空自の合同作戦は、まだ遠い先の話だ。

消息筋によると、陸海空自は通常バラバラになっている。多くの自衛隊幹部は同じ軍事学校(防衛大学校)で勉学に励むが、卒業後は各自の軍種の文化に染まり、協力する機会はほとんどない。陸自と海自は近年、合同作戦で進展を実現したが、目の鋭い観測筋は本年度の富士総合火力演習の「離島奪還」で、空自のF-2戦闘機が「敵軍」の攻撃に参加したが、その華麗なる戦術と動作が真の近距離空中支援や合同上陸作戦とは異なることに気づいていた。

自衛隊に合同作戦ができないことには、通信能力の不足という深い原因がある。空自と海自の主力が今回の演習に欠席したのは、相互間の意思疎通の不足によるものだ。これにより自衛隊は演習で大量の弾薬を使用したが、最終的には国民へのアピールになり、実際の訓練にはならなかった。

日本は防衛費を拡大し続けているが、新武器の調達は往々にして戦略を熟慮したものではない。財務省や経済産業省は内需を拡大するため、防衛省に日本国内の高額な武器の調達を求めている。これによりそれぞれの立場が異なり、食い違いが時おり生じている。

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