鑑真の故郷に対する思いを表現するために、揚州の民歌「抜根蘆柴花」のメロディーが用いられたほか、痩西湖や五亭橋、大明寺といった揚州の有名な景勝地も劇中に登場した。また、大明寺の仁如法師が舞台端にある蓮花座で「大悲呪」、「華厳経」、「心経」などの仏教法典を詠唱したシーンも印象的だった。