異性の服を着るのはおしゃれ
西洋では異性の服を着ることは性と関係するが、日本ではおしゃれであることが多い。東京大学で日本の服装と文化を研究する門田正文氏は、「女性のような格好をする男性に対する日本人の反応は外国と異なる。日本で、外見と性傾向は別物である」と話す。
とまんは、「自分は同性愛者ではなく、化粧は自分の欠点を隠すため。自分の多くの場所に自信がない。自分の顔が本当に嫌い」と明かした。
ほかの「ジェンダーレス男子」も、外見と性傾向は関係ないと考えている。18歳の北島卓也さんは、「化粧をし、自分の思い通りの格好をしているだけ。男女の服装はややあい昧になっているが、本質から異なる。男は女を守るべきで、この原則が変わることはない。男は女より強く、男は働かなければいけない」との考えを示した。
実は、日本の演劇界には昔から異性の服を着る伝統がある。歌舞伎では男性が、宝塚では女性が男女両方を演じる。現代においては、アニメや男性音楽グループがこの風潮に拍車をかけ、性別の特徴が明確でない男性が増えてきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月10日