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japanese.china.org.cn |15. 08. 2017

薄れゆく歴史 海南省の最後の「慰安婦」5人

タグ: 海南 慰安婦 

 黄有良さんの家から50キロほど離れた場所にもう1人の被害者がいる。本号鎮宿風村に住む92歳の卓天妹さんは状況があまり良くなく、病気で寝たきりである。

 12日前の夕方、カメラを持った記者が訪れると卓天妹さんは起き上がって何か話そうとしたが、喉に痰が絡み、リー族の言葉をわずかに話した後に力がなくなり再びベッドに横たわった。息子の嫁の陳玉瓊さんによると、数日前は喘息がひどかったという。

 当時、卓天妹さんも悲惨な体験をした。4年間にわたり、卓天妹さんは「慰安婦」にさせられただけでなく、日本軍のために水汲み、洗濯、炊事も行った。暴行、暴力、労働、飢餓の繰り返しで、卓天妹さんの体はボロボロになった。日本が敗戦してようやく家に帰ることができたという。その時、両親はすでに亡くなっていた。

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