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japanese.china.org.cn |08. 02. 2018

日本旅行での「白タク」利用にご用心

タグ: 春節 旅行 闇タクシー 運転手 配車アプリ


警察は取り締まりを強化



 「白タク」の存在は早くから日本の警察当局の関心を呼んできた。警察はここ数カ月、空港と観光スポットでの「白タク」サービスの取り締まりを強化している。


 日本メディアの報道によると、昨年10月末には、大阪府警が、関西空港で長期にわたって「白タク」サービスを提供していた容疑で数人の中国人を逮捕した。昨年11月17日には、警視庁が、長期にわたって新宿で「白タク」サービスを提供していた2人の韓国籍の男性を逮捕した。今年2月1日には、愛知県警が、名古屋で「白タク」行為を行っていた容疑で酒井友博ら4人を逮捕した。記者が友人の日本人から得た情報によれば、「白タク」の運転手には日本人も含まている。


 だが「白タク」を発見するのは容易だが、証拠集めは難しい。日本警察当局によると、「白タク」の運転手と乗客は多くの場合、外国の携帯アプリを使って疎通と支払いを行っており、警察が証拠を取るのはとても難しい。もしも運転手と乗客の双方が、友人を送り迎えしているだけで、経済的な利益は関係しないと主張すれば、警察側にできることはない。


 それにもかかわらず、日本の警察当局は依然として「白タク」取り締まりを強化している。『産経新聞』の報道によると、日本の警察当局は最近、東京の羽田空港で「白タク」の集中的な取り締まり活動を展開し、空港ターミナルの乗降場で停車している自家用車への尋問を行い、運転手に免許証や車検証などの提示を求めた。


 東京市街地でも警察は取り締まりを強化している。ある在日中国人が記者に語ったところによると、仕事帰りのガールフレンドを迎えるために東京のターミナル駅で短時間停車していたところ、2人の警察官の尋問に遭った。一時停車の理由を警察に説明し、到着したガールフレンドも尋問を受けた後、警察が2人の説明が一致したと判断して初めて、その場を離れることができたという。


配車アプリの発展進まず


 配車アプリによる「白タク」が人気を呼んでいるのは、日本の伝統的なタクシー業界が市場のニーズを満たせていないという現実を照らし出してもいる。


 日本政府観光局のデータによると、2016年の訪日観光客数は延べ2400万人を超え、kのうち中国人観光客は延べ640万人に達した。2020年に東京五輪大会が開催される頃には、この数字はさらに増加している可能性がある。


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