ジャパンマリンユナイテッドは現地時間17日午前11時、横浜鶴見造船所であわじ型掃海艦「ひらど」を海上自衛隊に交付した。小野寺五典防衛相が式典に出席した。同艦は今後、横浜基地第1掃海隊に就役する。
あわじ型のナンバーは「25MSO」で、平成25年度(2013年)に就役した新型遠洋掃海艦で、建造費は1隻当たり180億円。標準排水量は690トン、満載排水量は800トン。艦隊は強化ガラス繊維(FRP)を使用。80年代末に建造が開始されたやえやま型と比べ、あわじ型は深海掃海能力を省き、中・浅水深の複雑な環境で機雷を処理する能力を強化した。さらに「自走式機雷探知機」や「自走式機雷処分用弾薬」などと呼ばれる新型装備品を搭載するなど、自動化とスマート化を強調している。主砲はJM61-RFS 20mm多銃身機銃。