2号店をオープンした矢先、日本のメディアに「周辺のごみ問題をどうとらえているか?」という取材を受けたAyaさん。私が捨てたごみじゃないし、ごみ問題がすべて中国人のお店のせいというわけじゃないと思ったが、そんな議論をしても時間のムダと気持ちを改め、彼女はすぐに行動を開始した。
彼女は中国にいた時からよく献血をしていた。留学時代には東日本大震災後の福島にボランティアをしに行った経験がある。「人助けを楽しめ」や「祖国を愛せよ」という教育を幼少期から受け、それが確固たる価値観となっているというAyaさん。日本の中国人に対する誤解や固まったイメージを目の当たりにしたり、周囲の問題を目の当たりにすると解決に動いた。彼女にとって、自分にできることを行動に移すのはいたって当然のこと。
彼女はすぐに周囲の中国人オーナーに提案書を書き、みんなで心を一つに協力して環境をよくしようと呼びかけた。
「私が最初に言い出したのだから、私がまず行動する」と、2018年2月、初めて街頭でごみ拾いを一人でした。
「最初は多くの人が理解できなかったと思う。私を奇異な目で見る人もいた。だけど私の一番の長所は勇気。どう見られようと、私はごみ拾いを続けた。そのうち多くの人から認められるようになって、参加する人が増えていった」。