恒大サッカースクールではセレクションから選抜されたジュニア選手を無料で育成している。敷地内には小学校、中学校、高校が併設され、現在、1000人以上の選手たちが寮生活を送りながら日々の練習に励む。
スクールの育成方針は5年間の国内訓練、5年間のスペイン研修、2年間の海外プロリーグ経験を積ませ、18歳になった段階で欧州プロリーグや国内のプロチームへと繋げることを狙いとしている。
2021年5月現在、恒大サッカースクールは延べ457人の選手を各クラスの国家代表に送り出した。また、2021年シーズンは恒大集団がスポンサーを務める中国プロサッカークラブ「広州足球倶楽部(広州FC)」に41人が加入し、さらに11人の選手がスペインのプロチームへとレンタル移籍した。
敷地に足を踏み入れると、中国らしからぬ西洋風建築の建物が立ち並ぶ。サッカーの練習以外の時間は他の学校と同じようなカリキュラムの授業を受ける。