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japanese.china.org.cn |14. 07. 2021

日本人学生が見た中国の「努力」

タグ: 日本人学生

 日本の偏向報道を問題視


日本のメディアの偏向報道にも学生の意見が相次いだ。中原玲奈さんは「日本のメディアは中国を悪く言う傾向がある。この動画を見なかったら、中国の功績を知ることができなかった」と語り、牛田さんは「中国の悪い面だけを切り取った偏向報道は問題。多くの日本人はこのような偏向報道で、中国に対して良いイメージを持っていないと思う」と問題点を指摘した。


こうした問題意識を持つことで、学生たちは中国を理解するという新たな意欲と、中国を知り、互いに学び合うための方法についての新たな理解を得ることができたようだ。


北野芹奈さんは「中国がどのように経済大国に発展したのかという過程やどのような政策が取られたのかが興味深かった」。田中あみさんは「特にハイテク分野における中国の成長は日本も見習うべきだ」、石川葵さんは「習主席の『高いGDPを良しとするのではなく、民生の質の高さを良しとすべき』という言葉のように、国民を真摯に考えた政治を世界は見習うべき」とそれぞれ語った。阿部あやかさんは「日本のメディアは視聴者や読者を意識しすぎる報道ではなく、今起こっていることを報道すべき。また、情報を受ける私たちも見えている情報を過信せず、興味を持って自分自身が調べるべきだ」と言及した。

 

 若者向け中国関連コンテンツを


学生たちの中国への理解と知識を得る喜びを感じ取った葉教授は、「日本の人々の対中好感度が下がる一方なのは、欧米の価値観によるメディアの報道と切り離せない部分がある。中国にとって日本は永遠に引っ越せない隣人であり、最も大切な国際関係の一つでもある。だからこそ、日本の若者に中国を知ってもらうことから始め、中国を理解してもらい、さらには中国を好きになってもらうことは、非常に大切なことだ」と力説する。


Panda杯全日本青年作文コンクールの審査員を務める葉教授は、「『人民中国』は近年『Panda杯』を主催し、受賞者を中国に招待して自らの目で中国の変化を見、中国の人々の熱意を感じてもらう試みも行っている。そして彼らの感想を雑誌に掲載することで、日本の人々に真の中国の印象を伝えている。だからこそ、日本人、特に若い学生向けに中国を紹介する出版物を出したり、イベントなどをもっと行ってもらいたい」と希望を述べた。

 

北九州市立大学中国語専攻の4年生が参加するゼミ「中国語表現と中国人の社会」を受講する学生と葉教授(葉言材教授、末井明莉さん、伊藤優奈さん、吉村桃香さん、中原玲奈さん、菊原響子さん、田中あみさん、堀田ひなこさん、堀江ゆきさん、安藤優衣さん、阿部あやかさん、石川葵さん、福留紅美さん、牛田みゆさん、五十嵐さらささん、北野芹奈さん、陳暁さん〈順不同〉)


 人民中国インターネット版 2021年7月14日  



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