「相互理解と信頼を深める学習活動を今後も継続」と主催側
「日中民間交流対話講座」は神奈川県日中友好協会経済文化交流部会がコロナ禍を背景に、それまで毎月オフラインで実施されてきた「日中経済文化講座」を土台に立ち上げたオンライン交流会です。第15回となった今回は、来年の国交正常化50周年を控えて、公益社団法人日中友好協会などの後援と協力を受けて東京都日中友好協会経済ビジネス委員会との共催によって実施され、「グローバルな視点から日中の未来を考える」をテーマに日中両国から講師を迎え、2本立ての「秋の特別講演会」として開催されました。参加は無料で、日本と中国からだけでなく、カナダなど海外在住者も含む500人以上が申込みました。
神奈川県日中友好協会経済文化交流部会長である、横浜国立大学の村田忠禧名誉教授は、「日中友好の大前提は相手を正しく知ること。異なる意見があった場合に自分の主張だけでなく、相手の主張にも耳を傾ける精神を持ち続けるべきだ」という考えが、講座を始めた背景だと紹介しました。
村田氏はさらに、「今回の行動は始まりにすぎない。日本も中国も互いに理解と信頼を深める学習活動を続け、友好協力関係を発展させていこう」と述べ、今後も企画を続けていく意向を示しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月25日