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japanese.china.org.cn |09. 04. 2024 |
「多くの日本人に真実の中国を」 竹内監督の「劇場版 再会長江」が日本で上映
撮影者:利生
「10年の対比で、中国の大きな変化を感じた」「映画の中国人女性に感動させられた」「10年前に子羊を抱いていた藏(チベット)族の少女が10年後、自ら民宿を経営している」日本人監督の竹内亮氏によるドキュメンタリー映画「劇場版 再会長江」が7日、中国駐日本大使館で初上映され、百人を超える日本の観客を感無量にさせた。
本作の中で、竹内氏は人々を率いて上海を出発し、長江に沿い遡っていった。長江沿岸の人々の10年前と今の生活状況の変化を通じ、中国の10年間の飛躍的な発展を示した。
竹内氏は2023年5月に「再会長江」「ファーウェイ100面相」などのドキュメンタリー映画4作を携え、東京有楽町の映画館で1週間の上映を行った。その1年後、「劇場版 再会長江」が日本で上映される。今回の中国駐日本大使館での初上映後、本作は今月12日より神奈川、大阪、名古屋、仙台、福岡などで同時に公開される。
「私の知る限り、日本全国の映画館で同時に上映される、真実の中国を示すドキュメンタリーはこれが初めてだろう」初上映後、竹内氏は壇上から下り、観客と交流した。中国の呉江浩駐日大使も壇上で本作を称賛した。「これは特に深みのある、各年齢層が好むドキュメンタリーだ。より多くの日本人が見ることを願う」
初上映のセレモニーで、竹内氏はさらに大きなサプライズをもたらした。人生の大きな変化を実現した藏族の女性、仁青茨姆さんを現場に招いたのだ。彼女はバラ色の頭巾を巻き、バラ色の藏族の服を着用し、作中の衣装とまったく同じだった。「茨姆さんが映画から出てきた」観客は大喜びし、割れんばかりの拍手が沸き上がった。
茨姆さんは、「故郷のシャングリラで昨年12月、高速鉄道が開通した。今や私の故郷に招待するのが便利になった」と述べた。彼女の発言は観客だけでなく、竹内氏を驚かせた。「私が『再会長江』を撮影した時は車で十数時間かけてシャングリラに移動したが、今や高速鉄道が開通したとは。これがまさに中国の速度だ」
日本各地で利益にならないドキュメンタリーが上映されることは極めて稀だ。竹内氏は記者に、「今回は本当に在日華人と、それから中国を理解する日本の友人たちに非常に感謝している。皆様の力強い支持により、目標額のほぼ2倍のプロモーション費用を集めることに成功し、また多くの映画館を貸し切りにしてもらった」と述べた。
竹内氏は今回、日本全国でPRした初心について、「中国をあまり知らない日本人や、日本で生まれ育った華人二世の子供たちに見てほしい。本作が真実の中国を示すからだ」と述べた。
竹内氏は上映に合わせ、今月5日より横浜中華街入口の最も目立つ店を借り、「再会長江」のPR展示ホールとし、「長江カフェ」と名付けた。ここでは無料でコーヒーを味わい、ドキュメンタリーのオフショットを鑑賞し、さらに中国長江流域の文化展示品を見ることで中国の風情を感じることができる。
初上映セレモニーで、横浜山手中華学校の張岩松校長も鑑賞に訪れた。張氏は記者に、「全校の900人以上の教員と生徒に本作を見てもらう。子供たちは本作を通じ、中国の急速な発展を理解するだけでなく、茨姆さんのような登場人物から人生の啓発を受け、大志を抱くことだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月9日