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japanese.china.org.cn |11. 09. 2024

2024年度『日本文論』発表 地域・国別研究の意義は重大

タグ: 日本研究 文化 社会 学術
中国網日本語版  |  2024-09-11

 「日本研究方法討論と『日本文論』新書発表会」活動が11日、北京で開かれ、中国社会科学院日本研究所、中国社会科学評価研究院、社会科学文献出版社、中国歴史研究院、中央民族大学、南開大学、東北師範大学などの機関と大学の専門家・学者ら約50人が出席し、日本研究の現状と方法、未来の出版物の方向性、テーマ選びなどについて深く討論した。

 『日本文論』は中国社会科学院日本研究所が主催し、日本学刊雑志社が協賛し、社会科学文献出版社が出版する学術論文集。2019年6月に創刊し、今回発表した2024年度『日本文論』は2集に分け、中日両国学者の日本社会、伝統芸能、心理文化学、形象史学に対する研究思考及び未来の研究方法からなる。

 中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は日本研究の意義について、「中国が世界の舞台の中央に近づくにつれ、外部との関係が緊密になり、地域・国別に研究する意義はより際立っている。日本は中国の隣国として、中国と古代からの長い交流の歴史を有するだけでなく、近代の侵略と反侵略の生死の駆け引きもある。近年、中日関係は複雑な発展の局面を呈し、協力拡大のチャンスに直面すると同時に、厳しい試練にも直面しているため、この作業は特に重要だ」と発言した。

 中国社会科学評価研究院の荊林波院長は『日本文論』がこの6年で上げた成績を高く評価し、今後、日本研究の数と質が同時に向上することに期待を示した。荊林波氏は、「政治学と国際関係学科を例に挙げると、2017年から2023年までの世界の論文発表数は15万8489本だが、中国の論文発表数は5036本だけだった。論文の被引用数(FWCI)は世界の平均指数が0.90だが、中国は0.87で、まだ大きな上昇余地がある」と話した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月11日