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japanese.china.org.cn |17. 12. 2024

中日スキー選手、雪の縁で交流を促進

タグ: 吉林市 新潟県スキー連盟
中国網日本語版  |  2024-12-17

12月上旬の大雪後、吉林省吉林市の大青山が厚い雪で覆われ、銀世界になった。朝日が差す山腹の雪道で、数人の若者が自由自在に滑り、雪の跡を残した。

これは中国と日本の若者でつくるスキーチームで、上海市徐家匯青少年スキーチームと新潟県スキー連盟のメンバーだ。最年長者は弱冠17歳だが、多くの人が小学校に上がる前からスキーを習い始め、多くのプロレベルの大会への出場経験を持つ。

新潟県スキー連盟の若い選手が12月4日、吉林万科松花湖リゾートで練習に励んだ。新華社記者・顔麟蘊撮影

横尾安紀さん(17)は4歳の時にスキー選手の父に連れられゲレンデに立ち、7歳からスキー競技を開始した。現在は12月末に北海道で開催される国際スキー連盟アルペンスキー大会に向け準備中だ。「吉林省は雪質が良く、コースも長く、滑ると癖になる。中国のチームメイトが礼儀正しいことが最も印象的で、ゴンドラに乗ると私にニーハオと言ってくれる」

新潟県スキー連盟の横山良コーチは20年前に選手として中国で練習を行った。横山氏は近年、何度もチームを率いて松花湖スキー場で強化合宿を行い、中日両国のスキー運動の交流を目にした。「中国と日本のスキー関連の交流が増えている。新潟県は中国からのスキーヤーが多い。スキーは私たちの友好の紐帯になった」

中国では近年、スキー産業が急速に発展している。統計によると、中国のスキー場は2023年に935カ所にのぼった。横山氏は、そのうち多くが世界一流レベルと見ている。万科松花湖スキーリゾートは新潟県や長野県など日本各地のスキー連盟がよく使用する練習先になっており、フランスやカナダなど世界各地のスキーヤーを集めている。

スキー場の張鵬浩総経理は、「日本の多くの地域と比べ、吉林省はオープンが早く雪のシーズンが長い。さらにホテルや飲食の好条件が加わり、当方は日本のスキーヤー及び選手団の冬の新たな選択肢になっている」と説明した。

オンライン旅行プラットフォーム・携程のデータによると、中国が11月30日より日本などの国をビザ免除措置の対象とすると、日本人観光客による中国の人気スキー目的地の予約が大幅に増加した。うち吉林省の吉林市の予約は前年同期比267%増で、伸び率でトップとなった。長春市は103%増で4位。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月17日