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japanese.china.org.cn |18. 04. 2025

パナソニック、第3回サプライチェーン博も出展へ

タグ: パナソニック 第3回サプライチェーン博
中国網日本語版  |  2025-04-18

昨年の第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会(サプライチェーン博)で初出展したパナソニックは、空間化・シーン化により健康的でスマートな居住空間や、「シルバー経済」の発展を後押しする製品及びソリューションの展示で注目を浴びた。パナソニックホールディングス副社長兼グループ中国・北東アジア総代表の本間哲朗氏はこのほど中国網の取材で、「当社は今年も第3回サプライチェーン博の健康生活チェーン展示エリアで出展し、『幸せの、チカラに。』をテーマとする健康的でスマートな居住空間製品及びソリューションを展示する。中国人消費者と美しい生活をつなぎ、かつ中国経済の質の高い発展とダブル炭素の目標達成に貢献することに期待する」と述べた。

本間氏は、「当社が2年連続でサプライチェーン博に参加するのは、主にその理念に賛同するからだ。現在の新しい複雑な国際情勢において、サプライチェーン博が提唱する世界の自由で公平で公正な貿易体制と開放的で包摂的な国際協力環境は、国際的な共通認識をさらに強化し、世界の産業チェーン及びサプライチェーンの安定と円滑を持続的に促進する」と述べた。

サプライチェーン博が提供するビジネスチャンスも、パナソニックが2年連続で参加する重要な理由だ。本間氏は、サプライチェーン博は各産業チェーン川上・川中・川下の革新的な技術・製品・ソリューションの展示により企業に学習と交流の場を提供し、産業のハイエンド化・スマート化・グリーン化の方向への発展を促し、中国のサプライチェーンのモデル転換と高度化を促すとの見方を示した。同時にサプライチェーン博は企業により多くの地域協力の機会と情報を提供し、新たな産業チェーンの構築モデルを模索するよう促すという。本間氏によると、パナソニックと北京市建築設計研究院は前回のサプライチェーン博で戦略的協力枠組み協定(MOU)に署名した。双方が各自の有効資源を活かし、健康・スマート建築産業チェーンを共同建設し、消費者により「安全で安心できる快適な」居住空間を提供し、「健康寿命の延伸」という目標を達成するため共に取り組むことが盛り込まれた。

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グローバル企業であるパナソニック自身のサプライチェーンと事業ネットワークが世界各地に広がっている。本間氏は、「当社はサプライチェーン博という場を利用し引き続き友達の輪を広げることに期待する。第3回サプライチェーン博でより多くの国及び地域のサプライヤー、メーカー、事業パートナーとの協力を模索することで、製品とサービスが国際市場の需要をより良く満たせるようにする」と述べた。

本間氏は、パナソニックの世界に広がるサプライチェーン体制において、中国のサプライチェーンが極めて重要な地位を占めているとした。「中国はサプライチェーンの面で、全産業をカバーし、大規模で安定的で信頼性が高く柔軟といった強みを持つ。中国は当社にとって最も重要なサプライチェーン拠点の一つだ。中国では現在6000社以上のサプライヤーが、パナソニックの64社の在中国企業及びグループ海外企業に部品、原材料、さらには自動化生産設備を提供している」本間氏によると、パナソニックはサプライチェーンの中国現地への切り替えとサプライチェーン可視化プラットフォームの導入を通じ、輸送中管理やリスク予知などの面で全面的なサポートを行っている。これらの措置はサプライチェーンの競争力を効果的に高め、パナソニックが中国ひいては国際市場により優れた製品とサービスを提供する後押しをするという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月18日