| 中日両国> |
| japanese.china.org.cn |17. 07. 2025 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
官民一体で友好促進-北京にて「日中友好カップ卓球交流会2025」開催

7月12日、北京・故宮東側に位置する欧米同学会卓球トレーニング基地(同会は1913年に設立、中国の海外留学経験者で構成される全国規模の組織)にて「日中友好カップ卓球交流会2025」が開催された。この交流会は日中平和友好条約締結45周年を記念し45名の日中選手が参加して開催された2023年に続き2回目となる。
張鎖江欧米同学会日本分会会長は開会スピーチにて、1971年に名古屋で開催された世界卓球選手権での中国選手とアメリカ選手の友好交流が中米関係の雪解けを促し、その後の1979年の国交正常化に繋がったエピソードに触れ、「小さなピンポン球に世界の大局をも動かす不思議な力がある」と民間の友情が国家間の交流を促進する意義を強調すると同時に、人々が切磋琢磨する中で、共通点を見い出し、相違点を認め合い、協力して機会を共創することの大切さを訴え、「友好第一、成績第二」の精神を参加者に呼びかけた。

今回は、前日まで大阪万博の中国ナショナルデーに参加していた金杉憲治・駐中国大使も駆けつけ、張会長と共に始球式を行っただけでなく、両氏自らトーナメント方式の勝ち抜き戦に参加し、日中双方30名余りの選手らと共に汗を流した。金杉大使はその後の昼食会でも「今回55年ぶりにラケットを握った」と語り参加者を驚かせるなど官民一体となってスポーツ友好交流イベントを大いに盛り上げた。

卓球トーナメントは初心者ベテラン・老若男女混合で個人戦と団体戦が行われ、3時間にわたる熱気の溢れる真剣勝負の末、個人戦は中国女性選手・劉京晶氏が優勝し、団体戦では日本チームが優勝した。試合後には選手たちが互いの健闘を称えあい、試合終了コートでは日中卓球愛好者が卓球を楽しみ、コート外では至る所で和やかな歓談の花が咲き、会場全体が打ち解けた雰囲気に包まれた。参加者からは第三回交流会の開催を希望する声が多く聞かれ、充実した交流を物語っていた。同交流会は、欧米同学会留日分会商会と北京日本卓球愛好会が主催した。(文・写真=小林正弘・清華大学法学博士/Genuineways Law Firm パートナー)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月17日
![]() |
|
![]() |













