| japanese.china.org.cn |27. 11. 2025 |
「永遠に一つの中国を支持」は心の底からの本音=矢野浩二氏
日本の高市早苗首相の台湾関連の誤った発言で中日関係が緊迫化する中、日本人俳優の矢野浩二氏は11月18日に微博(ウェイボー)で、「中国は第二の故郷であるばかりか、『家』の本質を再認識させてくれた場所だ。このすべてを永遠に大切にし、一つの中国を永遠に支持する」と表明した。矢野氏は24日、北京で「環球時報」の独占インタビューに応じた。
環球時報:投稿の動機は?そこに込められたご自身の気持ちとは?
矢野氏:18日の投稿は、「立場表明」や「意思表示」を意図したものではない。これは25年間の実生活から自然に醸成された心情だ。中国で生活し仕事をして四半世紀が経過し、家族や友人、慣れ親しんだこの土地への愛情が自然な形で発露したに過ぎない。「永遠に一つの中国を支持」は心の底からの本音だ。
2000年に中国を訪れた当時、私は一言も中国語が分からず、周囲は全くの未知の世界だった。しかし共に働く人々が優しく受け入れてくれた。この経験を通じて、言葉の壁など取るに足らないものだと知り、本当に恐ろしいのは心と心の距離だと気づかされた。中国人が常に「心」で他者と誠実に向き合う姿勢に触れるうちに、中国で感じた「人情的ぬくもり」こそ、この地に根付く決意を固めさせたのだ。気がつけば四半世紀が過ぎていた。
私は外国人ではあるがガイジンではない。時として自らを中国人と錯覚することさえある。実際に中国ドラマで数々の中国人役を演じてきた。この25年間に得た全ての支援、受けた善意は、親愛なる中国の友人たちからのものだ。
中国はもはや単なる「第二の故郷」ではない。この地が「家」の本質を教え、「温もり」と「情」の意味を理解させてくれたのだ。だからこそ「永遠に一つの中国を支持する」という心情の表明は、最も自然で純粋なものである。なぜならそれらすべてが、すでに私の生命に浸透したからだ。
環球時報:過去に日本の「ネットウヨク」から攻撃を受けたが、プレッシャーは?
矢野氏:ネット上では確かにネガティブで偏った言葉を目にすることもある。彼らが「ネットウヨク」かどうかは知らないが、私のことや、私の中国での生活を知らないことは分かる。ただ実を言えば、彼らからの影響はそれほどでもない。(今回の微博での投稿が)日本国内で私のプレッシャーになるか、影響が生じるかに至っては予想もできない。仮に影響があったとしても後悔はしない。私は心の底からの、本当の気持ちだけを記しているからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年11月27日
