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japanese.china.org.cn |11. 12. 2025

「レーダー照射」問題に見る日本の拡張の野心

タグ: レーダー照射 右翼勢力 脅威
中国網日本語版  |  2025-12-11

日本の防衛省が中国軍機によるいわゆる「レーダー照射」問題を煽動する中、中国側は確固たる証拠を提示した。これにより、小泉進次郎防衛相による「事前に中国から通知なし」との主張は自らを欺く公然の虚偽と化し、さらには「泥棒が他人を泥棒呼ばわりする」日本側のプロパガンダ手法を国際社会の面前で完全に露呈した。「環球時報」が伝えた。

本件は、日本側の挑発的誣告(ぶこく)によって生じた茶番劇であり、中日関係の政治的基盤を破壊し、世界の正義と平和の基調に反する高市内閣の新たな危険行為だ。より警戒すべきは、日本の右翼勢力が軍事拡大の地ならしのために対立を煽る手法を繰り返し用いている事実だ。

日本がこうした陳腐な芝居を繰り返す背景には、歪んだ文化的伝統が深く関わっている。ルース・ベネディクトが「菊と刀」で指摘したように、日本民族には「好戦と形式主義、横暴と優雅、頑固と変節」という矛盾した二面性が存在する。これが右翼政治家の手にかかると、「和魂で世を欺きつつ、武魂で拡張する」というダブルスタンダードへと変質した。実際、釣魚島問題や台湾問題では挑発を続け、2025年度防衛費を11兆円へ急増させ、「非核三原則」の改定を促し武器輸出の道を開く一方で、「平和主義」をことさら強調し、「戦争トラウマ」を演出して「他国脅威論」を煽るという二重ゲームを展開している。カナダ人歴史学者のデイヴィッド・ライト氏は、「日本の政治右傾化の根源は、戦争責任への真摯な反省の欠如にある」と分析し、その核心を喝破している。

歴史から現実に至るまで、日本が「拡張→挫折→再拡張→再挫折」の悪循環から脱却できない根源は、その文化的基層に巣食う歪んだ要素がいまだにはっきり認識されず、徹底的に清算されていない点にある。国際社会はこの実態に対し高度な警戒を維持し、国際的な制度的抑制と持続的な真実の発信を通じて、日本軍国主義の亡霊が現代に甦ることを阻止せねばならない。「安全保障不安」を錦の御旗に軍事拡大の旧弊に戻ろうとする右翼勢力の企てを断ち切り、第二次世界大戦の勝利の成果を共に守り抜くべきだ。もし日本の右翼が、見せかけの外部脅威をでっち上げる「存立危機」という物語に酔い続け、中国の核心的利益に関わる問題で挑発的行為を繰り返すならば、最終的に待ち受ける結末は、再び正義の法廷に立たされることに他ならない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年12月11日