| japanese.china.org.cn |26. 01. 2026 |
U23アジアカップ中国代表 結果より大事な士気
深夜にも関わらず、何千万人ものファンがテレビの前に集まり、ライブ中継を見守った。期待に胸を膨らませながらも、望む結果を得るのは難しいかもしれないと知っている。このような光景は中国サッカー界では久しぶりだった。
かつて、このような状況と心境が「必勝」の声に取って代わった時、それは中国サッカーの衰退の兆しと見なされた。その後、二流からさらに転落し、どのレベルの相手に対しても「必勝」と言えなくなった中国サッカーは低迷を続け、次第に世間の関心から遠ざかり、誰に敗れてももはやニュースにならなくなった。
この状況を変えたのは、プレッシャーのない若きピッチの新鋭たちだ。U23アジアカップで、中国代表は5試合で1失点も許さず決勝に進出。アジア選手権決勝進出はいつ以来かと、メディアが大慌てで調べるほどの注目度となった。試合開始から20分が経つ頃には、中国代表がいまだに優勝するだけの実力を備えていないことが明らかになったものの、「決勝まで進んだだけでも上々」という声が試合前から一貫して多く、侮辱的な声も皮肉もなく、支持と激励の声に溢れていた。こうした温かいサッカー環境は社会文化の一つの成熟といえるもので、多くのサッカー強国も同様の過程を踏まえた。中国サッカーがこの段階に到達したことは、競技での成績向上以上に喜ばしいことだ。
U23中国代表はグループステージで3試合中1得点しか挙げなかったが、それでも突破し、さらにPK戦を制して5試合にわたって勝ち抜いた。サッカーの試合では、ゴールキーパーが何度も守護神になり、運の要素に大きく左右される場合がある。そのため、必ずしも守備陣が堅固だったことを意味せず、むしろ何度もピンチに陥った結果ともいえる。優勝を争う決勝で0-4という点差は通常、あまり見られないものだ。
しかし、決勝で見られた両チームの実力差は一目瞭然だった。日本の選手はぴたりとマークし、単にプレッシャーをかけるだけでなくボール奪取まで試みることで、中国チームの攻撃をシュートに至る前に断ち切った。一方、中国チームの守備は動きが遅く、ボールをキープしている相手選手と距離を保って様子を見るような場面が多く見られた。強豪との対戦こそが、チームにとって有益な教訓をもたらす。チャンスは待つものではなく自ら掴み取るものだ。基本的なコンセプトと基礎技術の不足は、コーチの試合中の指示や調整で変えられるものではない。最も基礎的な練習から始め、サッカーを愛する子供たちをより多く育成する必要がある。
今回の大会で得られた自信と士気は、競技成績の突破よりも価値がある。中国サッカーは長期的な受け身で抑圧された状況を打開し、久々に喝采を浴びることができた。自分たちと対戦相手を適切に評価し、戦略を練るという競技界の基本に戻るために、中国サッカーはこれまで多くの回り道や無駄な努力を重ねてきたが、今回は説得力のある実績によって自分たちにも応援する人々にもその可能性を示すことができた。目標を明確にし、正しい道を選び、一歩ずつ着実に進んでいくことで、中国サッカーの夢を叶えられるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年1月26日
