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japanese.china.org.cn |10. 02. 2026

高市氏の靖国参拝、望ましい「環境」は永遠に整わず

タグ: 靖国参拝 高市 選挙 平和 歴史
中国網日本語版  |  2026-02-10

文=微信(WeChat)公式アカウント「牛弾琴」

日本の高市早苗首相は8日夜のフジテレビの番組で、著名右翼人物の橋下徹氏による靖国神社参拝に関する質問に対して、「その環境を整えるために努力している。まず同盟国に、そして周辺諸国にもちゃんと理解を得る。互いに国のために亡くなった方々に敬意をささげる環境をつくるのが私の目標だ」と発言した。この発言からは間違いなく以下のことが分かる。

(1)高市氏は靖国参拝の実現を念頭に置き続けている。(2)周辺諸国が強く反対することを承知の上で、参拝の「環境を整える」という言葉で正当化しようと努めている。(3)高市氏は短期的にはその影響を観察し、参拝の重大な結果を慎重に判断しているかのように見えるが、長期的な実現の可能性は高まっている。場合によっては、危険を冒してまで参拝を試みる可能性も否定できない。

しかし、靖国参拝に関する高市氏の発言は過度に楽観的であり、単なる妄想と言わざるを得ない。

(一)高市氏の言う「環境」は永遠に整わない

平和の土台は、虚構ではなく歴史に対する誠実な態度によって築かれる。中国、韓国、朝鮮のいずれも、日本の指導者による靖国参拝を受け入れることは絶対にあり得ない。歴史を反省する行為は理解され得るが、それが参拝という形で表れることは決して許されない。さらに忘れてはならないのは、靖国神社には他国の民衆の血で手を汚した14人の日本のA級戦犯が祀られていることだ。

今年は東京裁判80周年だ。靖国参拝に有利な「環境」などというものは高市氏の妄言に過ぎず、単なる言い訳だ。そうした環境が整うことは決してない、永久にあり得ない。

(二)高市氏は靖国参拝の執念を捨てきれていない

高市氏が過去に「日本国のトップになるようなことがあったら、ずっと参拝を続けたい思いだ……(中略) ……どんなに批判されても淡々と続ける」と公言していたことを忘れるべきではない。今後の展開として二つのシナリオが考えられる。一つ目は、内閣支持率のさらなる上昇を狙い、選挙での圧勝を背景に靖国神社を参拝し、日本国内におけるポピュリズムをさらに煽ることだ。二つ目は、厳しい局面に直面した際に、靖国参拝で議論の焦点を逸し、自身の政治的立場を強化することだ。結論として、高市氏が在任中に靖国参拝に踏み切る可能性を否定できない。また、高市氏が「不意打ち」の選挙という手法を採用した背景を鑑みれば、むしろ大胆な行動を好むタイプであり、そのリスク計算に基づき参拝を実行する可能性もある。

(三)日本は危険な道に踏み込もうとしている

日本の石破茂元首相はこのほど、高市政権が信任されたと受け止めるかと問われると、期待値としての信任と受け止めているが、「信任は白紙委任(何をやってもいいという許可)とは違う」と答えた。

もちろん、右傾化が進む現在の日本においては、石破氏の警告は大きな影響力を持つとは言い難い。高市氏はまず間違いなく耳を貸さないだろう。しかし、「万能の権力」を誤認し暴走すれば、その結果はどうなるだろうか。

日本の指導者が靖国神社を参拝したり、平和憲法を改正したり、さらには核武装を模索する場合、その帰結は想像を絶するものだろう。必ずや大きな混乱と深刻な影響を招くことになる

日本の進む道は、「歴史を直視するか、忘却するか」によって左右される。そしてそれは、黎明を迎えるか、または暗黒の時代に突入するかを決める。忘れてはならないのは、第二次世界大戦前の日本もポピュリズムを至上とし、自信満々の体制下で度重なる侵略行為を繰り返したという点だ。その末路がいかなるものであったかは言うまでもない。

日本は教訓を十分に学んでいないのだろうか。また新たな悲劇を繰り返すつもりなのだろうか。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年2月10日