| japanese.china.org.cn |08. 05. 2026 |
【東京裁判開廷80周年】裁判長の個人文書、日本右翼の嘘を完全論破
80年の歳月を経て振り返る極東国際軍事裁判(東京裁判)。白黒の映像資料に残された検事の立証、証人の嘆息、裁判官の結審陳述は遠い記憶のようだが、歴史の真実が色褪せることは決してない。時の埃を払えば、今なお正義のために立ち上がった人々の姿が見え、その力強い証言が聞こえてくる。「環球時報」が伝えた。
東京裁判のウィリアム・ウェッブ裁判長の個人文書は、日本右翼の主張する「裁判の結果は最初から決まっていた」「勝者の裁き」という嘘を完全に打ち崩した。
東京裁判は英米法系を採用しており、訴訟手続きは証拠と法廷での反対尋問に大きく依拠していた。英米法系の規則を熟知し、戦犯の無罪を主張しようと尽力する日本側弁護団を相手に、法廷での攻防は極めて激しいものだった。
ウェッブの個人文書を発見・公開した南京大学の張生教授は「環球時報」の取材に対し、文書によると、ウェッブが読み上げる予定だった判決文は、数日間を費やし複数の草案が作成された。草案用紙にはペンや鉛筆の書き込みが入り、多くの修正箇所が鮮明に残っている。ウェッブと各国判事が事実認定、証拠採用、罪状表現などをめぐって繰り返し協議し、慎重に検討した過程が記録されている。張氏は、ウェッブの示した逡巡、考慮、そして堅持が反映する東京裁判の真の姿は、日本右翼の嘘を完全に打ち砕くものであると指摘した。
張氏は次の具体例を挙げた。被告側が「敗残兵は国際法の保護対象外」として南京大虐殺の責任逃れを図ったが、ウェッブは「その身元の確認には法的手続きが必要」とし、日本軍が手のタコや肩の荷物跡、額の帽子の跡だけで無差別に民間人を殺害した行為は違法と判断した。
東京裁判の法槌は下されたが、歴史への問いは終わらない。上海交通大学戦争裁判と世界平和研究院の趙玉蕙副研究員は、東京裁判には避けられない不備があったと指摘する。28人のA級戦犯の裁判後、第二次裁判が行われず、天皇の戦争責任、植民地支配の罪、生物・化学兵器戦、性暴力などが徹底的に追及されなかった。こうした欠落は、日本社会が侵略の歴史を深く反省できないことの要因ともなり、右翼勢力が歴史を否定し、戦後の国際秩序に挑戦する余地を残すこととなった。
東京裁判に参加した中国人の梅汝璈判事が、「過去の苦難を忘れれば、未来の災禍を招く」と述べた通りだ。裁判の歩みを振り返り、歴史の痛みを記憶し、日本側による侵略の歴史の翻案、戦争犯罪の美化、軍国主義の復活を図る行為に断固として反対し、正義と良識を守ることによってこそ、国際秩序を守り、世界平和を共に維持することができるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年5月8日
