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japanese.china.org.cn |13. 05. 2026

トランプ米大統領の訪中での期待とは=小林正弘氏

タグ: トランプ 期待 中米関係
中国網日本語版  |  2026-05-13

文=小林正弘

清華大学法学博士 Genuineways IP Inc.パートナー

トランプ米大統領は現地時間5月11日、訪中を前に自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に投稿し、中国は「驚嘆すべき国」だと述べ、「まもなく始まる中国訪問を非常に楽しみにしている」と、中米関係に前向きな姿勢を示した。

国際情勢が激しく動揺し、不確実性が高まる中、中米首脳の会談の行方に世界中の関心が集まっている。

トランプ氏の今回の訪中には複数のねらいが伺える。中米関係を安定させ、貿易摩擦の緩和と大型経済協力を実現して低迷する支持率を回復する国内的目的に加え、国際および地域のホットイシューの解決に向け中国の協力を引き出す外交的期待が大きい。

米国内でも、中国との関係調整を求める声は根強い。シカゴ・グローバル評議会が昨年10月に発表した世論調査によると、米国が中国と友好的な協力関係を築くべきだと回答した米国人は53%(前年比13ポイント増)に達し、過半数を占めた。また今回の中米首脳会談についても、米国内では各界が極めて重視しており、両国首脳による外交的リーダーシップによって、中米関係という巨大な船が安定的に航行することへの期待が高まっている。

さらに、混乱と変動が複雑に絡み合い混迷を深める今日の国際社会において、いかに安定性と確実性を高めるかが時代の要請といえる。米外交専門誌「ザ・ディプロマット」が最近掲載した記事でも指摘されているように、現在の世界では地政学的な紛争や経済の混乱といった要因が相互に作用している。そうした中で、大国のトップ同士が予測可能な交流を続けられるか否かが世界の安定を左右する重要な鍵となっている。中米関係の安定は、アジアの安定と世界の平和に資するものである。世界経済と人々の生活が厳しさを増す中、中米首脳会談において、双方が対話を深め、世界に向けて緊張緩和と安定のシグナルを発信することを切に願いたい。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年5月13日