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japanese.china.org.cn |20. 05. 2026

戦略的な逡巡の代償、売れなくなった日本車

タグ: 自動車 電動 スマート
中国網日本語版  |  2026-05-20

日本車はかつて利便性と高コスパの象徴であり、国際市場で相当のシェアを占めていた。しかし、自動車市場が電動化・スマート化へと進む中、日本の自動車メーカーはタイムリーに対応できなかった。

日本車の中国市場におけるシェアは過去5年間で23.1%から徐々に低下し、2025年にはさらに9.8%まで落ち込んだ。ホンダの新エネルギー工場では人員削減や配置転換の可能性が取り沙汰され、日産は人員削減を進めている。日本車の4S店(ディーラー)撤退ラッシュもすでに珍しい話ではなくなっている。

ホンダの最近の発表によると、今年4月の中国販売台数は2万2600台で、前年同月比48.3%減となった。このうち広汽本田はわずか5100台で、下落幅は72.4%を超え、アコードやCR−Vなどの主力モデルも下げ止まりが見えない。同時にホンダは、広汽本田・広州黄埔工場(2026年6月に生産停止予定)と東風本田・武漢工場(2027年に生産停止予定)の閉鎖を発表。中国におけるガソリン車の生産能力を120万台から72万台へと、一挙に4割削減する。

トヨタ自動車についても、4月の中国販売台数は10万6500台で25%減となった。傘下新型SUVブランド「ワイルドランダー」は販売店での価格が約13万元まで下がり、かつては「上乗せ価格での納車」が必要だったブランドが、いまでは値引きによって顧客をつなぎ止めている。

日産自動車も同様に圧力を受けている。日産が最後に中国で年間販売100万台を突破したのは2019年だ。4月の中国販売台数は3万2100台で、前年同月比30.8%減。うち、日産、啓辰、インフィニティブランドを含む東風日産の販売台数は2万7600台。

中国汽車流通協会自動車市場研究分会のデータによると、日本ブランドの今年4月の小売シェアは10.9%で、前年同月から1.2ポイント低下し、2021年のピーク時からほぼ半減した。

その一方で、中国の自動車メーカーの世界販売台数が2025年に約2700万台となり、日本勢の約2500万台を初めて上回り、世界トップに立った。2700万台対2500万台。この数字の差自体はそれほど大きくないかもしれないが、その象徴的な意味は数字以上に大きい。

中国の消費者は過去10年、自動車購入時にエンジン、トランスミッション、シャシーという「3大要素」を重視していた。これは日本車の強みだった。だが消費者が今日より注目しているのは3つの大型スクリーンと3電システム(バッテリー、モーター、電機制御)だ。世界の自動車産業の電動化・スマート化が加速する中、日本勢は戦略的な逡巡の代償を払うことになった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年5月20日