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japanese.china.org.cn |10. 08. 2026

日本の「子どもの貧困」が深刻化

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中国網日本語版  |  2026-08-10

日本政府がこのほど発表した2025年国民生活基礎調査の結果によると、日本の相対的貧困率は15.0%で、回答者のうち約44.7%の一人親世帯が相対的貧困状態にあることが分かった。別の調査では、日本の一人親世帯の子どもの約3分の1が夏休みの食事に困窮しており、母子家庭では1食あたりの平均支出が100円未満の割合が26%にも達している。

日本のインフレ水準が高止まりする中、「子どもの貧困」という問題が再び社会の関心を呼んでいる。

貧困世帯の子ども、数々の困難に直面

日本の公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が今年6月に発表した、約8000世帯・約1万4000人の子どもを対象とした大規模サンプル調査の結果によると、回答世帯の9割以上が物価高騰により「十分な食料を購入できない」と回答し、約3割の世帯が経済的な圧迫から子供の食事量を減らさざるを得なかった。長期休暇中に学校の給食が停止されることで、子どもの昼食摂取不足の割合はさらに上昇している。

「キッズドア」夏休み特別支援プロジェクトは今年、当初3000世帯を支援する計画だったが、最終的に3361世帯からの申請があった。必要経費は5190万円への増額を余儀なくされた。支援を必要とする貧困世帯の子どもの数が、予想を大きく上回っていることが分かる。

制度の不備と社会の無関心

日本の労働市場では近年、非正規雇用の割合が高く、かつ上昇傾向が続いている。この現象は女性や一人親世帯において特に顕著だ。非正規雇用は低賃金で福利厚生も限られているため、多くの一人親世帯の保護者は長時間労働でも収入を大幅に増やせず、子女の教育費や生活費を賄うのが困難な状況にある。

日本は2013年に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」を制定し、2023年にこども家庭庁が設立されるとこれを「こども大綱」に統合したが、子どもの生活状況に焦点を当てた全国的な定期調査は2020年度以降中断されており、一人親世帯向けの特別調査も5年に1度の実施となっている。データの欠如により、当局や専門機関は子どもの貧困の動的な変化や現実的なニーズの適時把握が困難になっている。

専門家は、日本の貧困を判断する指標は依然として収入中心であり、国際的に通用する「物質的剥奪指標」が欠けている上、各政策と貧困改善指標との対応関係も明確ではないため、多くの支援策が的確に実施されず、リソース配分の効率が低下していると指摘する。

社会面では、日本社会に根強く残る「自己責任論」により、国民は子どもの貧困に対して無関心であり、問題の潜在化と長期化がさらに悪化している。「こども支援協会」が2024年に約3万人を対象に行ったアンケート調査の結果によると、「子どもの貧困の現状を聞いたことがない」と回答した人の割合は2019年と比較して明らかに上昇した。多くの低所得世帯は困窮に直面しても、「怠け者」というレッテルを恐れて沈黙を選び、積極的に助けを求めようとしない。このような社会的無関心は支援ネットワークの有効なカバー範囲を狭め、すでに脆弱な家庭をより孤立無援の状態に追い込んでいる。

世代間連鎖の顕著な傾向も

日本の子どもの貧困は、社会階層の固定化、教育機会の喪失、心身の健康被害をもたらす複合的な危機へと悪化しており、世代間連鎖の顕著な傾向を示している。若者の就職支援を行うNPO法人の理事の渡辺寛人氏は、1990年代末から2000年代初頭の「就職氷河期」の影響を受け、一部の家庭では日常的な安定収入がない状況であり、家庭の貧困が家族関係の破綻、精神的健康問題、さらには家庭内暴力などを通じて次世代へと受け継がれ、現在のインフレや実質賃金の伸び悩みなどの問題が重なる新たな貧困形態を形成していると警告した。

日本大学教授の末冨芳氏は、低所得世帯の乳幼児は1歳半までに体重増加の遅れといった発育問題が普遍的に見られ、これが長期化すると低身長、免疫力の低下、さらには脳の正常な発育阻害を引き起こす可能性があると指摘した。このような「見えない貧困」は子どもの身体的健康を損ねるだけでなく、心理面でも長期的な影を落とし、多くの子供たちに劣等感や無力感を植え付ける。東京都立大学教授の阿部彩氏の長期的な研究によると、貧困世帯の子どもは教育機会、栄養摂取、社会的体験などの面で明らかに不利であり、「機会の平等」の欠如は社会階層の固定化を招きやすく、「貧困の中で生まれ、貧困の中で苦しむ」という悪循環を形成しやすい。

さらに、在校生の平等なサッカー運動を支援する「ラブフットボールジャパン」のデータによると、同NPOが支援する貧困世帯の子どもの数は2021年の109人から2025年には449人へと急増し、地域的には日本47都道府県のうち44県に広がっている。同NPOの責任者は、部活動費や用具費などの支出が多くの貧困世帯にとって負担しきれない重荷となっており、貧困世帯の子どもは体力面だけでなく、自信、チームワーク、社会参加能力においても知らぬ間に「取り残される」との見解を示した。

アナリストは、日本政府が「見えない貧困」を直視し、貧困判断の指標を最適化し、的を絞った支援を優先的に推進し、社会全体の参加度を高めるならば、弱者である子どもへのさらなる軽視を防げると指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年8月10日