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| japanese.china.org.cn |16. 10. 2026 | ![]() |
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菊と文化が彩る北京の秋—日壇公園での癒しのひと時
文・写真=小林正弘
清華大学法学博士 Genuineways IP Inc.パートナー
10月12日、国慶節の前から職場の同僚に「建国門の日壇公園に巨大な猫のオブジェがあるから子供を連れて行ってみたら!」と薦められていたのをふと思い出し、職場から歩いて10分ほどの日壇公園を訪れた。平日の昼下がり、公園内は今日も孫を連れた老人、ジョギングをする市民、息抜きの会社員などで賑わっている。夏には美しい蓮の花が咲いていた池には、背丈ほどある枯れた蓮の葉に様変わりして秋の訪れを告げている。池の畔にある中国式の東屋(あずまや)からは老人が歌う張りがあり抑揚の効いた京劇の歌声が聞こえて来た。その周りの観衆はのどかに歓声を送り、通りすがりの外国人も腰を下ろして興味深そうにその様子を眺めている。
筆者も蓮の葉をカメラで撮影しながら少し京劇の歌声に聞き入ったあと、更に足を進めると、そこには3.5メートル程の巨大猫「蓬蓬(ほうほう)」が愛 らしい笑顔で佇んでいた。猫の周りは菊の絨毯で彩られており、絶好の写真撮影スポットとなっている。蓬蓬を眺めているだけで自然と心が癒される。
さらに足を進めると今度は色とりどりの菊で埋め尽くされた谷に遭遇。その圧倒的な規模と美しさにしばし時の経つのを忘れて立ち尽くした。菊花谷には100余品種・3万余株の観賞菊が集まり、一面に連なっている千頭菊はまるで無数のマカロンのようだ。日本の菊祭りでは鉢に植えられた一株一株の菊を鑑賞するのが常であるが、ここでは坂や谷の地形を生かして菊が直接植えられているのがダイナミックで印象的であった。猫をテーマにしたオブジェと共に夢のような癒やし空間が訪れた市民を魅了していた。
清代の建物を修復した日壇博物館の庭園には鉢や花瓶に活けられた格調高い菊が飾られており、一株一株が個性を発揮している。
日壇公園で文化の香りと秋の美しさを満喫し、職場へ戻る足取りもいつになく軽く感じる午後のひと時であった。北京の秋の深まりが楽しみな季節である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2026年10月16日
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