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日本経済、見た目は回復 長続きは難しい?
発信時間: 2009-11-19 | チャイナネット

 

 

日本の内閣府が16日発表した第3四半期(7-9月)の経済成長率は市場予測を大きく上回った。物価変動の影響を除いた実質国内総生産(GDP)は4-6月期に比べて1.2%増え、2四半期連続でプラス成長となったほか、成長率も前期の0.7%より大きく伸びた。経済参考報が伝えた。

 

日本内阁府16日发布三季度经济增长数据,大大超过市场预期:扣除物价变动因素影响后,今年第三季度,日本国内生产总值(GDP)比上季增长1.2%,不仅连续两个季度保持增长,且增幅比上季(0.7%)明显提高。 

 

しかし、この経済データが日本の現政権、鳩山内閣に強いプレッシャーをかけることになる。2四半期連続のプラス成長はいい始まりだとしても、次に国民は経済がこのまま回復に向かうのでは期待するようになる。問題は、日本経済がこのまま回復できるかにある。この問題について、政府にしても専門家にしても市場関係者にしても、それほど自信が持てないのが現状だ。 

 

不过,这一利好经济数据将带给日本现政权———鸠山内阁更多压力。连续两季增长可谓开局良好,人们接下来就会期待经济持续复苏。但问题是,日本经济能否持续复苏?对这个问题,无论是政府、专家、还是市场人士,目前都显得信心不足。 

 

内閣府の報告によると、7-9月期の経済成長を牽引する重要な役割を、内需が果たしている。内需のGDP成長率への寄与は4-6期の-0.8ポイントから+0.8ポイントに転じている。指摘すべきは、政府のエコカー減税や省エネ家電のエコポイント制度など優遇政策による刺激を受け、日本の個人消費が前期よりも0.7%増えたことだ。 

 

内阁府当天公布的报告显示,内需在拉动第三季度的经济增长中扮演了重要角色,对GDP增幅的贡献由上季的负0.8个百分点转为正0.8个百分点。需要指出的是,在政府环保型汽车减免税和节能家电积分返点等优惠政策刺激下,第三季度日本个人消费比上季度增加0.7%。 

 

外需面では、輸出が前期比6.4%増とプラスを維持。輸入は前期の4.2%減から3.4%増に転じた。輸入が大幅に増加したことで、外需の経済成長に対する寄与度は前期の1.5ポイントから0.4ポイントに縮小した。

 

外需方面,出口维持了上季6.4%的较高增幅;进口则由上季下降4.2%转为增加3.4%。进口净增幅明显扩大,导致第三季度外需对经济增长的贡献度比上季度缩小,由1.5个百分点缩小为0.4个百分点。 

 

アナリストは7-9月期の日本経済は明らかに内需主導型成長だったと指摘する。内需増加の背景には優遇政策による刺激効果が鮮明だが、こういった成長は長続きしない。 

 

分析人士指出,三季度日本经济明显属于内需驱动型增长,在其背后是更加明显的政策刺激效果,而这种增长是难以持续的。 

 

個人の要素をみてみると、ここ数カ月の個人消費は継続的に伸びているものの、個人収入は増えるどころか減り続けている。現在の消費の伸びは消費者が優遇政策をうまく利用しようとした結果であり、事前に消費に走ったにすぎない。政策的な要因がなくなれば、前借で食いつなぐ消費行為は存在しなくなり、個人消費がより深刻な低迷に陥る可能性もある。 

 

从个人因素来看,近几个月个人消费连续增长,但个人收入并未同步增长,反而继续下降。目前消费增长是因为消费者抓住政策机遇,提前释放消费能力。待政策性因素退出后,这种寅吃卯粮的消费行为将不复存在,个人消费甚至可能陷入更严重的低迷。

 

政府の立場からみてみると、経済危機以降、税収の低下と支出の増加が日本政府の財政を苦しくしている。財務省が発表した最新データによると、日本は今年9月末現在、国債と借入金、政府短期証券をあわせた政府の債務残高が過去最高の864兆5200億円にまで膨らんでいる。さらに財務省は債務残高が来年3月末には900兆円を突破すると推算している。このことから、欧米の中央銀行が経済刺激策の「打ち切りメカニズム」や「引き時」について討論を始めると、日本政府は低調になった。その結果は深刻な結果を招くに違いなく、一部の専門家は日本経済が再び下向きになるのを懸念している。しかし、現実的には財政的にも制度的にも打ち切りに踏み切るしかなく、財政がかさむ経済刺激策を継続させることはできない。 

 

从政府层面来看,经济危机以来,税收下降、开支增加令日本政府囊中羞涩。财务省发布的最新数据显示,截至今年9月底,日本包括国债、政府借款及短期政府债券在内的政府债务总余额已攀升至864.52万亿日元,创历史新高。财务省预计,政府债务到明年3月底将突破900万亿日元。所以,当欧美央行开始讨论经济刺激计划的“退出机制”和“退出时机”的问题时,日本政府显得相当低调。“退”的后果无疑很严重,有些专家一直担心日本经济将遭遇二次触底;但“不退”显然也不现实,无论是在财政能力上,还是在制度方面,目前庞大的经济刺激计划都难以为继。 

 

外需の増加については、新興市場の予想よりも早い回復に支えられている。世界の外貨市場でドル安の予測が高まるなか、日本の輸出と輸出関連企業にかかる負担も大きくなりつつあることから、回復に向かっている日本経済が再び悪化するのではとの懸念が各界で広がっている。 

 

 此外,外需的增长局面,更是仰仗新兴市场的提前复苏。随着美元在国际外汇市场贬值的预期不断增强,日本出口及出口关联企业承受的压力也正在加大,各界对刚刚开始走向复苏的日本经济再次恶化的担忧加重。

 

このため7-9月期にみられたプラスの経済成長に対し、日本政府と民間はさほど楽観的な態度を示していない。この日の東京株式市場の日経平均株価(225種)の終値はわずか0.21%高。日本の主要専門紙「日本経済新聞」電子版の担当者は暗い顔で、日本経済が今後再び底打ちする可能性は排除できないとしている。

 

因此,面对第三季度上佳的经济增长数据,日本政府和民间都未太过乐观。当天收盘时,东京股市日经225指数仅微涨0.21%。日本主要专业媒体《日本经济新闻》网站则黑着脸说,今后日本经济不排除再次触底的可能。 

 

「人民網日本語版」2009年11月18日