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japanese.china.org.cn | 11. 03. 2014

浅田真央に見る日本人のソフトパワー

タグ: 浅田真央,選手,ミス,日本人

 

ソチ五輪での浅田真央選手のショートプログラム(SP)のパフォーマンスはミスが目立ち、各国のファンをハラハラドキドキさせた。私は熱狂的なファンというわけではないが、それでも彼女の練習中の真剣な眼差しや普段の清らかな笑顔が大好きだ。浅田選手はフリーの演技で、彼女の完璧を追い求める不屈の精神と完璧なトリプルアクセルで、会場の観客と各国のテレビの前の観客すべてに感動を与え、私も堪えきれず涙した。

昨年、81歳になる三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功したことも大きな感動を呼んだ。三浦さんはスキー選手で、65歳のときに70歳でエベレスト登頂という目標を掲げ、その時から登山への挑戦を始めた。そして70歳と75歳の時にエベレストに登頂し、三度目の81歳では世界最高齢の登頂を果たした。

私は日本滞在中、損得勘定なしに絶えず挑戦を繰り返し、その道を極めようと努力する日本人を何人も目にした。

私の先生は68歳で退職した後、今でも多くの時間を研究と著作に費やしており、年に一冊のペースで著書を世に送り出している。昨年開かれた退職教授の座談会では、ある88歳になる先生が、半年間の入院中、残された時間を有意義なものにしようとかねてから計画していた著書を完成させたと話していた。もちろん、退職後業績の集大成として生涯研究してきた成果を後世に残そうと考える著名な学者は多いが、退職後尚も研究を続けている学者の中には、名も知られていないごく普通の教師の方が多いことに気づいた。

私のある友人の母親は95歳で、かつては専業主婦をしていた。手芸が得意で、今でも毎日1、2時間は続けている。95歳の高齢であっても料理の腕は高く、今にも動き出しそうな可愛らしい動物も作ることができる。おばあさんは、身体が動く限り努力を続け、手芸品で植物園や動物園を作りたいと語った。

 
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