ホーム
japanese.china.org.cn | 21. 03. 2017

サンクトぺテルブルクの通訳スタイル

タグ: 華北,ロシア




彼女の名前は華北。2009年にロシアにやってきた彼女は、サンクトペテルブルク大学ジャーナリズム学科の博士課程で学んでいる。不慣れな土地にやってきた彼女も今では中露政府セミナー、ビジネスミーティングやシンポジウムなどで頻繁に通訳として活躍しており、ロシア語の通訳を通して自信と落ち着きを兼ね備えていくのである。

夢のスタート ~駆け出しの頃~

幼少期にテレビの中で同時通訳者を見かける度に、国家に関わることを伝える彼らの仕事に感銘を受け、これは世界中で最も素晴らしい仕事だ!と感じた華北は、外語大学への進学を志望する。

その後、2013年10月にサンクトペテルブルク大学で開催された国際会議で、初めて通訳の仕事に接することになる。このとき、中国からは中国社会科学院の指導者や学者たちが参加しており、会議では中国とロシアの社会学的研究概要、動向と協力の見通しについて話し合いが行われた。最初の通訳の現場では多少の緊張はあったものの、幸い会話の内容は複雑なものがなく、全て順調に進んだ。このときの経験が彼女の通訳業務のベースとなり、仕事に対する自信にもつながっていくのである。この会議以降、彼女の同時通訳としてのキャリアがスタートすることになる。

同時通訳は一度限りの芸術である。毎回の通訳時間はそれほど長くはないが、ひとつひとつがとても印象に残るものばかりだ。緊張感、恥ずかしさ、そして忘れられない瞬間もある。2014年に煙台サイエンスパークからサンクトペテルブルク農業大学を訪問団が訪れた。訪問前に彼女は資料を入手できておらず、会場到着時に今回はハイテクイノベーション研究成果を発表する場であると初めて知るのである。パイプ清掃ミニロボット、ウエットカーテン/冷却ファンシステム、移動式苗床、ドローンなど、馴染みのない一連の科学的な単語を前に、彼女は突然パニックに陥った。ただ即座にその状況を軌道修正し、自分が知り得る限りの言葉を使って描写することで、その場を切り抜けることができたのである。幸いなことに、大きな支障もなく、無事に終了することができたが、緊張のため彼女の手のひらは汗でびっしょりだったそうだ。





中国語対訳:

她叫华北,现就读于俄罗斯圣彼得堡国立大学新闻系,博士三年级。2009年忐忑来到俄罗斯这片既令人期待又感到陌生的土地。如今,华北经常穿梭于中俄政府交流会、商务会谈和学术研讨会之间,俄语让她变得自信,翻译教会了她淡定和从容。

初出茅庐

华北在少年时代,每当看到电视里同传人员为国家而发声、为民族而激昂时,总会被他们所折服,会不由自主地赞叹到:这是全天下最美妙的工作!因此,在填写高考志愿时,华北的第一志愿就填报了外国语院校。

2013年10月是华北第一次接触翻译工作,地点在圣彼得堡国立大学社会系,中方参会人员是国家社科院领导及学者。会议内容是关于中俄社会学研究概况、研究趋势和合作前景。第一次现场翻译不免有些紧张,庆幸的是谈话内容并不复杂,一切进行得还算顺利,这为她以后的翻译工作奠定了基础,增强了信心。从那以后华北的同传生涯正式开启。同传不同于笔译,它是一次性的艺术。每次翻译虽短暂却十分难忘,其中不免有些紧张、尴尬和难忘的瞬间。2014年,中国烟台科技园到访圣彼得堡国立农业大学。来访前她未收到任何资料,抵达目的地时,才知道今天双方要举办一场关于高科技创新研究产品的介绍会。管道清洁迷你机器人、湿窗帘/风扇降温系统、移动苗床、无人机等一系列陌生的科技词汇出现在华北眼前,完全陌生的领域,顿时让她惊慌失措。好在华北及时调整状态,用通俗易懂的语言尽力去描述。幸运的是对方都是专业人士,理解上不存在太大障碍,会谈也取得圆满成功。会后华北手心全是紧张的汗水。

1   2   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)