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japanese.china.org.cn |16. 01. 2018

90年代生まれ戦場カメラマン、シリアでの経験を語る

タグ: 世界文化遺産 難民



戦場カメラマンの楊臻さんはシリアに2年半滞在し、半年前に帰国した。シリアについて、多くの人が「戦乱」というイメージを持ち、そこが人類文明の発祥地の1つであることは忘れられている。ユネスコの世界文化遺産に、シリアから6カ所が登録されている。


3年前、楊臻さんはシリアの難民キャンプを初めて取材した。彼は、3歳か4歳くらいの女の子を見たとき、ガリガリだけど目が大きくてきれいだと感じた。彼女は難民キャンプに入ったばかりの頃、水と食料を見て一言目に「お母さん、ここは天国になったの?」と言ったという。


楊臻さんが中国から持って言ったミルクキャンディーをあげると、彼女はしばらく観察して口に入れ、突然母親の後ろに隠れて泣き出すということがあった。当時、彼は何が起きたかわからなかったが、その後に母親から、戦場で砂糖1袋の価格は100ドルを超え、少女は生まれてから甘いものがどのような味をするか知らないと聞かされた。


「飢餓」と「絶望」は楊臻さんが最も多く耳にした言葉である。



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