中国外交部はこのほど、今年9月に北京市で中国アフリカ協力フォーラムサミットを開き、新時代の双方の協力について話し合うと発表した。中国は長年に渡り、アフリカ諸国の良き友人・兄弟・パートナーとして、終始アフリカ諸国の需要と利益に配慮し、アフリカの平和と安定、発展の実現を支持している。海外メディアは、中国のアフリカに対する誠意あふれる理念は、アフリカ諸国と国民に利益をもたらしており、かつ国際社会の共通の利益に合致すると見ている。
仏ル・モンド紙は「中国アフリカ協力フォーラムは2000年以降、双方の関係に新たな動力を注ぎ込んでいる。今年9月に北京市で開かれるサミットに期待できる」と伝えた。元国連外交官は記事の中で「中国はアフリカのすべての国と協力しようとしている。この外交の姿勢により、中国はアフリカで好評を博している」と評価した。記事によると、中国の外相は28年連続で新年初の訪問先をアフリカとしている。今年の年初にはアフリカ4カ国を歴訪したが、アフリカのほぼすべての言語圏を網羅した。中国がアフリカとの関係を非常に重視しており、相互信頼を絶えず促進し、互恵協力を掘り下げていることが分かる。
中国のアフリカ諸国への重視は、さまざまな面で示されている。英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)は「国連安保理の常任理事国5カ国のうち、中国がアフリカの平和維持に最も多くの軍事人員を派遣している。中国はアフリカにとって最大の貿易相手国であり、2016年末にはアフリカにおける投資額が1000億ドルを突破した。アフリカにおいて、中国は道路、鉄道、通信、インフラの各方面で姿を現している。一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の協力も、アフリカで非常に順調に進んでいる」と伝えた。