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japanese.china.org.cn |27. 03. 2018

故宮のグッズ売上高が10億元突破 収益の使い道は?

タグ: 故宮の,グッズ,10億元

 

 故宮博物院は高貴なイメージが強かったが、数日前に「俏格格人形」で話題になり、その近年の変化に注目が集まっている。では、故宮はどのように人々の生活に入っていったのだろうか。ネットで人気のこの商品はどのように生まれたのか。収益はどこにいくのか。故宮博物院の単霽翔院長はこのほど、インターネット番組にゲスト出演し、これらの疑問に答えた。

 

 庶民との距離を縮めるため、故宮は近年、様々なグッズを発売している。過去のグッズは複製がほとんどだったが、単霽翔院長は「よいと思ったものをまた売っても、誰も買わないことがある。現在は生活に何が必要か、短い時間をどのように利用するかを研究し、収蔵品の情報を掘り起こし、その情報を生活ニーズと関連づける必要があると学んだ」と話す。

 

 故宮のグッズにはそれぞれの専門のチームが参与し、故宮もこれらのチームが新しいことにチャレンジできるよう奨励している。故宮のグッズ開発チームは1カ月に数十から100種類の商品を開発し、市場検証を経て淘汰されるという。有名デザイナーと協力し、商品化後にデザイナーと契約することもある。

 

 故宮は展覧会を開催するたびにグッズを発売している。例えば、『千里江山図』の展示会の時は「千里江山」書画に関するグッズを開発した。

 

 現在、故宮のスマホケースの種類は480種に上る。「正大光明」の充電器、児童向けのパズル、故宮のかばん、高官がつけた首飾りをモチーフにしたイヤホンなどもある。



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